あらすじ
武田・上杉・本願寺・毛利などの強敵と領土を接した織田信長は、一万を超える大軍団を柴田勝家・明智光秀・羽柴秀吉・滝川一益らに預け、四方の平定に当たらせた。この「方面軍」司令官こそ、信長麾下の武将たちにとって究極の地位であった。尾張一国から畿内平定、天下統一へと驀進する信長軍にあって、彼らはどのように出世を遂げたのか。時代を追い、並み居る名将たちの顔ぶれと与えられた権限、具体的な活躍をたどる。
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
武田・上杉・本願寺・毛利などの強敵と領土を接した織田信長は、一万を超える大軍団を柴田勝家・明智光秀・羽柴秀吉・滝川一益らに預け、四方の平定に当たらせた。
この「方面軍」司令官こそ、信長麾下の部将たちにとって究極の地位であった。
尾張一国から畿内平定、天下統一へと驀進する信長軍にあって、彼らはどのように出世を遂げたのか。
時代を追い、並み居る名将たちの顔ぶれと与えられた権限、具体的な活躍をたどる。
[ 目次 ]
第1章 信長軍の組織と編成
第2章 尾張一国から美濃併合へ
第3章 信長の上洛と京畿の行政
第4章 近江の分封支配
第5章 将軍追放と畿内の直接支配
第6章 信忠軍団の形成
第7章 方面軍の設置
第8章 西部方面作戦
第9章 方面軍の再編成
第10章 信忠軍団と五方面軍の作戦
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
織田信長の軍編制を年を逐って著述。
最終的には信忠軍、連枝衆、部将=方面軍司令官・遊撃軍司令官、旗本、吏僚、外様衆を収める。
方面軍は東美濃・尾張の信忠軍、滝川一益の関東方面軍、佐久間信盛の大坂方面軍、柴田勝家の北陸方面軍、羽柴秀吉の中国方面軍、神戸信孝の四国方面軍、明智光秀の畿内方面軍。
信長最初期の筆頭家老林秀貞は武略に通じないためか権威さけある信忠家督相続後家宰とされ最後には追放されたこと、丹羽長秀は方面軍にはなれず遊撃軍のままで頭打ちしたこと、荒木村重が外様ながら摂津一国大名となったのは器量を見込まれてのこと、畿内方面軍は丹波丹後を領有しての成立後は各方面への援軍に終止していた、と従来より引っかかっていた事柄に明確に回答が書かれていた。
蜂屋頼隆や簗田広正は同じく出世頭となったときもあったがその後埋もれてしまった。