【感想・ネタバレ】たぶん、恋しいのレビュー

あらすじ

合コンで出会った彼女は「猫ファースト」。付き合い始めて半年、やっと会わせてもらった愛猫は……(「エンパイアライン」)。濃い味と濃い感情が苦手なふたりが、それぞれ冷凍庫に隠しているもの(「わたしたちは平穏」)。名前の付けられない、でも誰もが共感できる感情の綻びに寄り添い、心を解放してくれる6つの物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

日常のすぐ隣にある狂気と喪失を描いた、ビターで美しい短篇集。
短編集ならではの終盤のどんでん返しや秘密の暴露がある。しかし、この作品では、爽快な伏線回収ではなく、読者の足元をすくい、胸をざわつかせる。「エンパイアライン」における架空の猫の危篤は関係の終焉を拒む切実な脅迫となり、「あなた」では二十三年ぶりの同居で夫に覚える「入れ替わり」のようなSF的恐怖が、不在が生んだ暗い溝を突きつける。
どの短編も真相が明かされた瞬間、下手なホラー以上の寒気を覚えさせるが、物語は決して答えを出さない。結末の解釈は読者に委ねられており、スッキリと解決しないからこそ、本を閉じた後も余韻が残り続ける。

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2026年07月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一般的な恋愛、結婚、家族とは違う関係性を描き、固定概念を少し揺らしてくれる6編の短編集。どの話も冒頭で「ん?」と興味を引き、中盤では不可解さに首を傾げるのに、読み終える頃には不思議と腑に落ち、味わい深い読後感が残る。 特に「たぶんそんな感じ」が好き。

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2026年07月09日

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