【感想・ネタバレ】解体諸因のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

もちろん、
タイムリープもタイムトラベルもしたことはない。
だが、今回は意図せず、
シリーズものの途中、「黒の貴婦人」を先に読んでしまったため、
最初から読む派にとっては、ちょっとしたタイムトラベル。

匠千晶シリーズと呼ばれるこのシリーズの第一作。
だいぶ、匠千晶ことタックの印象が違う。
「黒の貴婦人」ではその貴婦人でもあるタカチこと高瀬千穂に振り回されて、
影が薄い感じがしているのに対して、
この第一作ではかなり積極的に前面に出ている感じ。

たぶん、シリーズが進むにつれて、
キャラクターがだいぶこなれていったと予測する。
ボアン先輩とウサコと四人で仲良く飲んでいる場面もまだ無いし。
シリーズの中で流れる時間の流れを逆行したという意味でのタイムトラベルでもあるし、
シリーズの中で育っていくキャラクターを先に見てしまったという意味でのタイムトラベルでもあった。
いや、最初から読む派としては、タイムトラベルというよりかは、
クイズの答えを先に見てしまうズルのような気もしてきた。

死体をバラバラにした事件ばかりが続く。
まあ、正直かなり無理な話もあるし、
推理劇の部分はかなり読むのが苦しかったが、
それも必要な設定になっていたので仕方ないか。

大学構内を出てすぐ路面電車に乗れる環境は、
かなりうらやましい。

0
2022年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

解体と名がつくだけに、解体殺人オンパレード。あちらの登場人物がこちらに…と思っていたら、終章でまさかの大風呂敷とじ!
一話一話の論理展開もありえないながらもなるほど納得。面白いけど、登場人物の名前だけ見てると、はてこの人はどこで出てきた誰ぞやらという感じで、確認しいしい読書になるので、スピーディには読めない。

0
2019年04月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2013/11/06~11/12
バラバラ殺人事件の短編集
それぞれ何故バラバラにする必要があったかに主眼を置いた話し。
ただし最後の1話で、全ての話しが繋がる趣向は、面白かった。

0
2013年11月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

グロテスクな物は苦手ですが、本作はミステリーで、しかもホームズのように別な場所で推理するというスタイルだったからか、大丈夫でした。でもよくもまあ、これだけバラバラ殺人事件を集めたものだと思いましたが、最後に事件がつながるとは予想外でした。短編集だと思っていたので^^;

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2013年09月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すべての謎は死体から始まった。
16秒で解体されたOL、34個に切り刻まれた主婦。
バラバラ殺人のすべてをつめこんだ傑作ミステリ。

9章すべて何らかの“バラバラ”事件を題材とした西澤保彦のデビュー作。
あとがきで触れられているように、“バラバラ”に対する作者の愛と、リアリティを超越したもはやギャグ要素満載の連作短編集。
8章の戯曲めいた作品以外どの作品もさらっと読めてしまうものの、若干食傷気味か。
最後の章で、これまでの事件が回収される趣向だが、いまいちわかりにくかった。

ミステリ:☆☆☆☆
ストーリー:☆☆
人物:☆☆☆☆
読みやすさ:☆☆☆

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2013年05月08日

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