あらすじ
フリーターの大川のもとに突然、絶縁状態だった学生時代の友人・洞口が15年ぶりに現れる。「縁切った人と会っちゃったら、縁切れてねぇじゃねぇか」「だからつないだんだよ」――。大川はあきれながらも言いくるめられ、同棲相手・楓と洞口の昔の恋人だった(?)京子を巻き込み海へ行くことに。「今さらなんだよ」「何があったんだろ?」「おみやげ買いたい」どこかちぐはぐな空気と???がうずまく中、一日だけの特別(エクストリーム)な旅が始まる。どうして15年も会わなかったのか?
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Posted by ブクログ
若者4人が、究極?のすき焼きを食べる場所を求めての小旅行物語。
著者が脚本家でもあるからかもしれないが、会話の多い文章でテンポよく読み続けることが出来た。
物語の中で、女性主人公が「好きな映画は?」と聞かれて答えに窮する場面があったけれど、確かにその気持ちは分かるなと。。
私は学生時代に本棚に並べていた本には全てカバーを付けていた。これは、本を愛して汚れ防止とかじゃなく、知人が本棚に並んだ本の題名を見て、「私のことをこの程度の人間なんだ」と値踏みされるのが嫌だったから。
三太郎の日記とかがあればいいんだろうけど、赤毛のアンとかさらにアンの青春まであったりするのが知れるとね~
青春時代への郷愁を感じさせる物語だった。