【感想・ネタバレ】ジ、エクストリーム、スキヤキのレビュー

あらすじ

フリーターの大川のもとに突然、絶縁状態だった学生時代の友人・洞口が15年ぶりに現れる。「縁切った人と会っちゃったら、縁切れてねぇじゃねぇか」「だからつないだんだよ」――。大川はあきれながらも言いくるめられ、同棲相手・楓と洞口の昔の恋人だった(?)京子を巻き込み海へ行くことに。「今さらなんだよ」「何があったんだろ?」「おみやげ買いたい」どこかちぐはぐな空気と???がうずまく中、一日だけの特別(エクストリーム)な旅が始まる。どうして15年も会わなかったのか?

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Posted by ブクログ

スキヤキ食いたし。
大人についてのくだりがよい。
映画観たいが、家でまったり観たいタイプかもしらん。

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2013年11月29日

Posted by ブクログ

映画の方を先に観た。映画の監督・脚本も前田司郎さんなので、小説は映画のストーリーと全く同じなんだと思って読んでみたら、結構色々な設定や話の流れが違っていて、映画は映画の面白さ、小説は小説の面白さ、ということ、書き分けがなされているのだということを、一つのこの作品を通して感じて、そういう点でも興味を持った。
映画も、小説も、人物同士のやりとりが、「こういう気持ちが自分にもあるな」というところがあるのが好きで、そして読後に少し前向きになるところがとてもいい。
小説の中で、好きな映画がなにか訊くという場面があって、そこで「そういうなんか、値踏みみたいになっちゃうから、駄目なんだよ」っていう台詞がある。この場面がいいなって思った。

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2014年06月14日

Posted by ブクログ

小規模なロードムーヴィー(うそ、映画じゃないけれど)、そこはかとない不安と哀しさ。やばい、ツボの小説。素敵だ。

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2014年03月01日

Posted by ブクログ

うわああああと小さくお布団の中で叫びながら読む感じ。
ぐるぐるぐるぐる考えていた大学時代を思い出す。
そのどうしようもないとりとめもないグルグルと、すき焼きの懐かしさの、絶妙な絡まりあい方。
ふんわりとした着地点にはもう少しな印象があったけど、全体に漂う空気は大好き。

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2014年02月11日

Posted by ブクログ

大学生時代の友人とその友人の女の子とドライブして温泉宿ですき焼き風鍋を囲む

映画にもなってたんだ

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2014年01月21日

Posted by ブクログ

学生時代を思い出した。夜中に、友人4人くらいでふらっと車ででかけて、ラーメン食べて、適当に走って、海を見て、また適当に走って。ただひたすら楽しかった。ずっとこの夜とこの道が続けばいいと思った。そんな学生時代を思い出した。

追記:
読んだ後、ちょっとずつ振り返ってみたけど(読後、小説の世界感がなかなか居座って抜けなかった。じわじわと)登場人物の大事なところは結局ほとんど語られないままだったんだなあと。情報量は極めて少ない。それでもこの人物達やら距離感やらに共感しているのは、やっぱり同じような想いを過去も今も抱いているからなのかなぁとぼんやり考える。読む世代や時代が違うとたぶん文脈から感じることもきっと大分ちがうんだろうけど。
映画の予告編を見たけど、ちょっと小説と映画ではストーリーとか人間関係がちょっとずつ違うっぽい。

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2013年11月19日

Posted by ブクログ

スキヤキっていうのは日本人ならみんな知ってるはずだけど、家によってレシピが全然違ってたり、時には様相すら異なっていて、「え? おまえんちのスキヤキってこんななの?」って衝撃を受けたりもする。
そういう「一家伝来の食べ物」っていうのは、もはやその人の育ち方や流儀や価値観すら表す小道具なのだな、と思ったりした。
形なんてどうでもいい。特別な仲間と、特別な場所で鍋をつつく。
これぞスキヤキ。いや、スキヤキを超えたそれはもう、ジ・エクストリーム・スキヤキ。
大事なのは「何を食べるか」ではなくて、「誰と食べるか」、「どこで食べるか」。

「和食」が世界文化遺産に認定された昨今ですが、
日本人にとって欠かすことの出来ない重要なコミュニケーションツールであり、
そして時には湯気や匂いのように人の内面すら立ち昇らせてさらけ出させてしまう「鍋」という文化をこそ、
ぜひ日本の食文化の象徴として、世界に。

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2013年10月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

若者4人が、究極?のすき焼きを食べる場所を求めての小旅行物語。

著者が脚本家でもあるからかもしれないが、会話の多い文章でテンポよく読み続けることが出来た。

物語の中で、女性主人公が「好きな映画は?」と聞かれて答えに窮する場面があったけれど、確かにその気持ちは分かるなと。。

私は学生時代に本棚に並べていた本には全てカバーを付けていた。これは、本を愛して汚れ防止とかじゃなく、知人が本棚に並んだ本の題名を見て、「私のことをこの程度の人間なんだ」と値踏みされるのが嫌だったから。
三太郎の日記とかがあればいいんだろうけど、赤毛のアンとかさらにアンの青春まであったりするのが知れるとね~

青春時代への郷愁を感じさせる物語だった。

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2025年09月23日

Posted by ブクログ

今回も僕的には傑作! と思うんですけれども、案の定、特にこれといったイベントの起こらない小説でして、万人には勧めがたい…といった感じなので☆三つに…。

まあ、僕的には気に入っているんですけれどもね! タイトルにスキヤキとありますから、当然のことながら登場人物たちはスキヤキを頬張りますわな…(!)

まあ、あとは学生の頃の友人たちが集って何だか昔を懐かしんだり、昔と今の元カノ? を比べたりして時が経っていきます…。

著者はもう四十前だと思うんですけれども、よくぞここまで学生の頃の何とも言えないモヤモヤとした感情…を忠実に再現できますねぇ…と感心ばかりの読後感でした。さようなら…。

ヽ(・ω・)/ズコー

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2016年05月20日

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めんどくせー。ひたすらめんどくさい青春の1ページ。4人のうち3人は30代半ばだから青春というにはちょっと薹が立っているけれど、とにかくこのめんどくささは若い人の特権なんじゃなかろうか。
何かを集めるコレクターとしてのオタクでは無いけれど、相手との距離感を模索しながら場の雰囲気に合わせて自分を演じるのは真正の「お宅」だと思う。(今時のオタクはカミングアウトして堂々としているから違うかもだけれどね)
「あーでもないけれど、こうでもないかもしれないけれど」みたいな思考の無限ループ。あー、めんどくさい。

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2014年01月17日

Posted by ブクログ

学生時代の友人と10数年ぶりに会い、その友人と4人でスキヤキをするためにドライブにでかける会話が中心の物語。なぜスキヤキなのか、それも今までにないスキヤキなのか、ばかばかしいような想いもそれぞれのつぶやきも青春の1ページとして共感できる。亡くなった友人が最後までなぜそうなったのか、想像にまかせられているところが「桐島、部活やめるってよ」に似た感じがする。

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2014年01月13日

Posted by ブクログ

あぁすき焼き食べたくなるんだろうなぁーと思いながら読み始めたけど、それより何より学生時代の気持ちとか匂いとかが蘇った。
なんか、青春映画みた気分になる小説でした。

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2013年10月18日

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