あらすじ
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その少年の肌は、あの碗の青貝のようで妙に照るんです…雨夜に哉を抱いたのは幽霊か?美しい教師に愛された少年は本当は誰なのか?雨にけむる生と死のあわいで揺れ動く魂の交流を描き絶賛された珠玉作。
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Posted by ブクログ
正直に言って、よくわからないままでした・・・
二重人格で、交互にくるくるなるので、混乱してしまいました。
もう一度整理しながら読むと、色々な謎が解ける・・・のでしょうか。
全体を通して、雨の印象がとても強いです。
少年と雨。
ものすごく繊細な、ガラスみたいな物語だな、と感じます。
機会を見て、また読み直してちゃんと考えて見たいです・・・
Posted by ブクログ
うーん・・難しい話でした。
つまり哉と玲は二重人格だったということですね。
御幸というのは寧子の弟だと思いました。
善松は親族ではなくて、小間使い兼二人の遊び相手という感じがします。
寧子が善松に頼んで(命じて)御幸を池に突き落とし、殺させた。
玲と哉、玲と御幸の関係ですが、水風呂に入るというところが一緒なので、主人格は哉で、御幸が哉に憑いて玲になっている・・・と思ったのですが、家族や安は「玲」だから主人格は玲ですね・・。
殺された御幸が復讐をするため?に子孫である(寧子の孫である)玲に憑いて(玲となって)蘇った・・?
寧子は歳のせいで、認知症のようになっているのかもしれないけれど、御幸を殺させたことを後悔して気を病んでいるのかもしれない。
玲は自分が二重人格であることを把握しておらず、家族はそのことに困っている。
復讐だとすれば成功しているのでしょうね。
玲は自分が御幸であること(御幸が憑いていること)が嫌で、哉という別の人格を作りだしたのかもしれない。
哉に弟がいるというのも引っかかるのですが・・。
ううむ難しい!
でも読み終わってすぐはよくわかんねえよ!と思ったのですが、こうやって考えてたら面白くなってきました(笑)
語り口は哉だけど、哉はこの世には存在していない、というのが面白いですね。
安の子どもというのは玲との、かな。