あらすじ
「つまらない」「何も決まらない」会議をなくすための1冊。数多の顧客に「さすがコンサルタント!」と言われた会議の技術を開陳。「来週までに……」を許さない1回で終わらせる技術
【主な内容】
第1章 「結論を出す能力」を身につけよう
第2章 会議・打ち合わせを科学する
第3章 会議・打ち合わせの技術を知る
第4章 困った!問題にどう対処する?
第5章 プロジェクトにおける会議のコツを学ぶ
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Posted by ブクログ
会議を進める上での、7つの心得と11の技術が紹介されている。
7つの心得
1.ゴールを明確に
2.論点を問いかけ、議論を集中させろ
3.停滞・対立には思い切って踏み込め
4.空中戦・思考停止ワードを避け、事実をあぶり出せ
5.構造化させ、本質をつかめ
6.全員の気持ちをよくし、場の空気を作れ
7.参加者を観察し、動き(ニーズ)に敏感になれ
11の技術
1.ゴールはなに
2.アイスブレイク
3.脳内活性化
4.見える化
5.指名
6.ラップアップ
7.論点コントロール
8.事実のあぶり出し
9.構造化
10.コンセプト・ワード
11.意思統一法
詳しく知りたい人は、本書を手にとるべし。
Posted by ブクログ
就活中に受けたアビームのインターンでの研修がためになったため、社会に出る前に復習しておきたく読んだ。
「まとめ」
アビームのファシリテーションの講義を一冊にまとめてある。オープニング、ボディ(発散、収束)、クロージングという時間軸別、会議に求める目的別に具体的な方法論がまとめてある。興味深いのはロジカルな進め方だけではなく、気持ちよく話してもらうため等の右脳的な話も書かれている点。
「感想」
インターンで3時間くらいで教えてもらったことが事例なんかも踏まえてまとまっていた。伝わりやすい文章を意識して描いてあることが伝わったため、ビジネスマンのみならず比較的広い層にとって読む価値があると感じた。
一方書いてあることは当たり前といえば当たり前であるため、ある程度ロジカルシンキングとディスカッションに自信があれば冗長な内容にも感じられるかな。
またスタンスとして、一人の司会者としてではなく、司会者は無しで発言もファシリテーションもする集団を目指しているが実際そういうケースは少なく、どちらもしてしまうと(そのつもりはなくても)相手から見れば高圧的に感じてしまい発言がそのファシリ+発言の人に集まってしまうケースは問題だと思う。
「学び」
合意形成の必要性、N対Nではなく毎回N対1を作るという点は”そもそもなぜ会議をするのか”という視点から見たときにかけていた部分であり改善したい部分である。会議は単に意見をぶつけていい結論を出すだけではなく、参加者のその後の能動的な行動を促すためのもの、という意識を持つように。