あらすじ
品質や原価管理での卓越性が際立つトヨタ自動車。しかし本当の強さは、それだけではない。何事もとことん議論する風土、結果だけでなく、プロセスにこだわる意識。原因を徹底して追究する文化。これらはいかにして作られたのか。トヨタ幹部をはじめ、50人に及ぶ関係者に取材して明らかになったのは、派手なパフォーマンスではなく、地道で愚直な取り組みを尊ぶ価値感であった。
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Posted by ブクログ
本書を読んだ感想は、知らなかったことがたくさん載っている参考になる本であるということだ。
地元に住んでいるので、知っていて当然かもしれないことを、仕事であまり関係がないと知らないままでいる。
新聞記者ならではの視点で集められた情報がある。
「トヨタ以上にトヨタらしく」という節では、デンソーのことを紹介している。
たしかにそうだ、ものづくりへの集中力はデンソーの方が上かもしれない。
デンソーが電気自動車を作ったこと、5ゲン主義を打ち立てたことなどの紹介はない。
何が本質的なことかは立場が異なるが、割と表面的なことが多くはないだろうか。
豊田家にしても、1代1起業の紹介がなく、大政奉還を記述している。
ジャーナリストらしいスマートさというのだろうか。