【感想・ネタバレ】キャットフードのレビュー

あらすじ

極上のキャットフードを作りたい――化けネコ・プルートは人肉ミンチの生産に乗り出した。コテージに見せかけた人間カンヅメ工場に誘(おび)き寄せられた四人の若者。が、その中に人間に化けた黒ネコ・ウィリーが混ざっていた。化けネコどうしの殺傷はご法度。一体どいつがネコなんだ!? 食われたくないなら、頭を絞れ!(講談社文庫)

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匿名

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人間缶詰工場!?

本格ミステリ大賞を受賞した『スノーホワイト』を読む前に、前作を軽く確認しておこうと手に取ったのですが、予想以上に引き込まれました。本作は、独特な設定を持ちつつ、論理クイズのような要素を備えており、知的な興奮を覚える作品です。ただし、物語の軸となるのはウィリーと三途川理の頭脳戦であるにもかかわらず、実際にはウィリーが終始押され気味で、ほぼ一方的な展開ではないでしょうか。もちろん、駒の多さを考えれば三途川が圧倒的に有利なのは明らかですが

#アツい #泣ける #ダーク

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2025年02月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人狼ゲームが好きで,猫が好きで,本格ミステリが好きな人には,文句なしでオススメできる作品。
主な登場人物と主な登場ネコが書かれたページがあるとおり,人間だけでなくネコが活躍するちょっと軽めのミステリだ。
登場ネコたちは,主人公格のウィリーを始めとして,腹黒そうでユニークなキャラクターのやつばかり。ネコ史にその名を残すネコになることを夢見るメス猫,プルート。ラット食品工業幹部の成功ネコであるグリン。長靴を履いたネコ,ペンタメローネ。そして脇ネコのブチとトラ。
プルートの魔の手から,飼い主的な存在である狼森ユキを守らなければならないウィリーの知恵比べ。ルールは,ネコはネコを殺してはいけないというもの。
ウィリーとプルートの対決はウィリーに分があったが,プルートは助っ人として,飼い主である三途川理を呼び寄せる。ゲス探偵三途川理の活躍で,すんでのところでキャットフードになりかけるが,最後の最後は,緋山燃という人物の活躍で,狼森ユキを助ける。
軽めのストーリーと魅力的なキャラクター,そして適度なロジックと十分に楽しめるエンターテイメント。★4で。

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2015年09月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

麻耶雄嵩氏、絶賛!
慎重にご賞味を。
ネコvs.ネコvs.飼い主の推理戦は、前代未聞の結末へ!

ネコが人を殺してつくるキャットフード。
化けネコ・プルートは、人間を処理する工場に4人の若者を呼び寄せた。
ところがそこに、人間に化けた、親人?派のネコ・ウィリーが混じっていた。
ウィリーはお世話になっている飼い主的存在を殺されたくない。
そしてプルートとウィリーの間に立ちはだかるのは、「ネコ同士の殺しは御法度」のルール。

かなりユニークな設定の中、結末も意外性があって良かった。
「反則だ! 反則だ!」と訴える名探偵ににやり。

ミステリ :☆☆☆☆
ストーリー:☆☆☆☆
人物 :☆☆☆
文章 :☆☆☆☆

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2014年03月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

極上のキャットフードを作りたい──化けネコ・プルートは人肉ミンチの生産に乗り出した。コテージに見せかけた人間カンヅメ工場におびき寄せられた四人の若者。が、その中に人間に化けた黒猫・ウィリーが混ざっていた。化けネコどうしの殺傷はご法度。一体どいつがネコなんだ?!食われたくないなら、頭を絞れ!……裏表紙あらすじより。

すっごく魅力的なあらすじでしょ?読んでみたくなるでしょ?
というわけで夜中まで読んじゃった。面白かった、頭使った。最後は、ん?どういうこと?って一瞬なるけどわかった瞬間ああ!って納得する。オチ、良かった。

…ただねー、思い出したんだけど、私が普段ミステリーを読まないのは、登場人物が死ぬからなんだよね!この本それはもうさっくり死んじゃうから、お、おう…ってなった…。
私は名探偵夢水清志郎シリーズがすきだよ…。笑

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2016年10月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

予想よりはるかに“エグい”内容だった。まさか本当に食べられちゃうとは!!ナメてかかると痛い目をみる小説。こんな本を読んでも猫好きはやめられない。

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2014年06月23日

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