【感想・ネタバレ】算法少女のレビュー

あらすじ

父・千葉桃三から算法の手ほどきを受けていた町娘あきは、ある日、観音さまに奉納された算額に誤りを見つけ声をあげた……。その出来事を聞き及んだ久留米藩主・有馬侯は、あきを姫君の算法指南役にしようとするが、騒動がもちあがる。上方算法に対抗心を燃やす関流の実力者・藤田貞資が、あきと同じ年頃の、関流を学ぶ娘と競わせることを画策。はたしてその結果は……。安永4(1775)年に刊行された和算書『算法少女』の成立をめぐる史実をていねいに拾いながら、豊かに色づけた少年少女むけ歴史小説の名作。江戸時代、いかに和算が庶民の間に広まっていたか、それを学ぶことがいかに歓びであったかを、いきいきと描き出す。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

元々が1973年に発刊されたものとは思えないほど、読みやすくそして楽しめる小説でした。
所々に和算の問題が差し込まれているものの嫌らしいほどでなく、計算が嫌い!という人でも気にせず読めると思います。
行動力があり、そして算法が趣味となるほどの頭脳もあり、そんな主人公「あき」が終盤、競争相手の宇多と共に手まりをする姿には、本来の女の子としての姿が垣間見え、なんとなくホッとさせられました。
現在私達が普通に計算方法を学べているのは幸せなことだなぁ...としみじみ思いました。

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2016年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

評価は小学校高学年が読んだとしたら、で。

数学好きの私に息子がくれた誕生日プレゼント5冊のうちの1冊。少し対象年齢が違っていたかな。

実在する書物を基に創作されたらしい。なんとなく、何冊かの歴史小説に似ていると感じた。数学的な面白みは弱かったが、それは私が期待し過ぎたのだろう。

他の方のレビューも読んでみよう。

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2015年04月25日

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