【感想・ネタバレ】社長はなぜ、あなたを幹部にしないのか? イエスマンこそが会社を救うのレビュー

あらすじ

管理職をどのように育てたらいいのか――。全国400社余りに経営指導する著者が、これまで最も多く投げかけられてきた質問がこれだ。本書は、社長向けの指南書を多数手がけてきた小山氏が、初めて管理職のためにまとめた究極の心得集だ。社長と心を1つにして、社長の決定を即座に形にする。そんな、変化に負けないスピード経営の要となる幹部を育てる88の秘訣を一挙公開する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルで惹かれた人は納得できる内容。言い回しはやや極論だがわかりやすく、視点が面白い。参考になりました。

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2012年01月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

*管理職の仕事とは何でしょうか。それは「実行」です。社長の決定を速やかに部下に伝え、部門一丸となって実行に移す、それこそが管理職の仕事です。この点を理解していない社長や管理職、一般社員が実に多い。優秀な管理職とは、社長の決定を即座に実行に移す人だということです。社長の欠点を見抜けるのがいい管理職ではありません。社長が決めた方針を、とにかく素早く実行する人こそが優秀な管理職なのです。社長の方針を実行するにあたっては、職責が高い社員ほど迅速に、しかも確実に行わなくてはなりません。一般社員よりは課長が早く、課長よりは部長が確実に、という具合にです。ところが困ったことに、数ある会社の中には役員クラスの幹部社員であるにもかかわらず動きが悪い人がいます。そういう人材ならぬ「人罪」を抱えている会社は当然業績も悪く、やがては倒産の憂き目にあいます。私はこれまで、そういうケースを何度となく目にしてきました。
*職責が下位の社員ほど「どうして俺は出世できないんだ」と不満を持ち、その原因を上司や会社に転嫁します。勘違いも甚だしいと言わざるを得ません。彼が出世できない原因はただ一つ、本人が「出世するぞ」「課長になるぞ」という「決定」をしないからです。人間は決めないことは実行できません。それにしても「課長になる」と決めると、本当に課長になれるのでしょうか。心配ありません。間違いなくなれます。不思議と必ずそうなる。
*そもそも会議は何のために行うのでしょうか?問題の解決、新施策の提案、方針の確認など内容はさまざまでしょうが、究極の目的は一つです。売り上げを伸ばすためです。会議は自社の都合です。お客様には関係ありません。
*「人」ではなく仕事と時間を管理する。「人」を管理するから反発招く。マネジメントというと、とかく「人」を管理することだと思われがちです。しかしこれは大きな誤解です。社長の方針を実行するということは、「仕事」を速やかに完了させることです。誰がそれを担当したのかは問題ではありません。つまり管理職が管理するのはあくまでも「仕事」であって、「人間」そのものではないのです。ここを間違えると、部下との間に無用な感情の摩擦が生まれてしまいます。
*部下のやる気を高めるには「明るく楽しく」が基本です。状況が厳しいとつい「いやだな」「まずいな」とネガティブな言葉が出がちです。一般社員のときは単なる個人的な「愚痴」で済んでいた、そんなあなたの何気ない一言が、管理職となった今では部門全体の雰囲気を悪くしてしまいます。一般社員と管理職との違いはここにあります。自分だけでなく部下をも巻き込んでネガティブな気分にしてしまう。管理職の言葉には、それだけの影響力があるということを自覚してください。職責が上がるほど言葉遣いには注意を払い、愚痴ひとつ、ため息ひとつも慎まなければならないのです。

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2016年12月26日

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