あらすじ
腐った役人、裏切り者のお金持ち、嘘つきの宗教者。みんなそろって地獄堕ち。迷える中年ダンテ。詩人ウェルギリウスの案内で地獄を巡り、考えた。死んだらどうなるの? 地獄に堕ちるのはどんな人? 地獄の底には誰がいる? 暴食、吝嗇、浪費、自殺、賭博、偽善、追従、魔術、エトセトラ。キリスト教は悪をどう捉えるか? ダ・ヴィンチもミケランジェロも読んで学んだヨーロッパの大著を、やさしくユーモラスに読み解く。
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Posted by ブクログ
教科書でも紹介される『神曲』。しかし読んだこともなく……と言うより読もうとしなかった物語。著者の「知っていますか」シリーズに代表される、古典を簡にして要を得た解説本を数冊読んだが、それに加え『神曲』を味わえたことは幸いだ。地獄篇、煉獄篇、天国篇で構成される物語は、キリスト神学、ギリシャ・ローマ神話など西洋の常識的な知識がなければ、たとえ日本語訳を読んでも理解が難しいということが理解できた。ダンテがベアトリーチェに寄せた純粋な初恋だけは、自分事のように感じられた。