あらすじ
同僚の恋人との三年越しの恋愛にけりをつけた僕は、アルバイトの由布子と付き合うことに。しかし愛の歯車はそのときから少しずつ狂い始める――。蝕まれる心と身体、公私にわたって逼迫する生活。心を閉ざし壊れていく恋人を見守り、献身的に尽くす僕の日々に突然の別れが押し寄せたとき、脳裏には美しい白鳥の歌声がこだましていた……。狂おしいまでの情熱に駆られラスト1ページまで突き抜ける、哀しみのラブストーリー。
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Posted by ブクログ
やっぱ大崎善生は間違いない。
出版社で働く主人公には職場が同じ彼女がいたが、アルバイトで入った女性に惹かれてしまう。彼女との別れを決意し危うい三角関係にケリをつけることは、果して誰を幸せにするのか。
「別れる」ということにあまり感情を抱けない僕にとって、この本は意味がありすぎた。身近なところで付き合ったり別れたりすることも、すごく危険なことだとわかった。
僕は今まで大切な人をどれだけ傷つけてきたんだろうか。