【感想・ネタバレ】誰がカインを殺したか 桜井京介returnsのレビュー

あらすじ

スクールカウンセラーを勤める薬師寺香澄は、天才的な頭脳をもつ美貌の男性・桜井京介と共に下町にある大学教授の自宅に寄宿している。彼らの元に持ち込まれる謎と少年たちの苦悩。小さき者への慈愛をこめて描かれる傑作短編集。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編4つ。

長編ミステリーも面白いが、そこそこの長さだと読みや
すい。
シリーズもので登場人物達との付き合いが長いと、短編でも十分楽しめる。

タイトルのミステリーに新しい男子学生登場。
残りの3つは庄司ゆきという女子中学生。

京介氏が家政婦?という立場上、あまり外から問題が持ち込まれる事はなく、家に入り浸っている彼女への対応が多くなっているという事か。

彼女の若さゆえの質問に答えていくのが微笑ましい。
更に、やりとりを見て自分には逆に辛辣になっていると感じる蒼も微笑ましい。

深春も登場して嬉しい。奥さんである綾乃に関しての書籍もあるようだし読んでみようか。。


専ら平和な日常。
京介氏は蒼達の前から姿をくらました時よほど、入念に後処理をしたのだなぁ。。と。
というのも4つ目のラスト、準レギュラーである女子中学生を気に掛ける理由についてチラリと触れられていたので。
その空白期間について語られる事は今後あるのだろう
か。。。

作中で北村薫氏について触れられていた。
デビュー作と『砂糖合戦』
神代先生オススメのミステリーとの事で、読んでみたい。
京介氏のおすすめは『虚無への供物』との事だが。難しそうだ。。

0
2017年08月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表題作の「誰がカインを殺したか」のアベルとカインの見解に私はただただ頷いた。何故なら私も同じ見解だったからだ。アベルを殺したのは神だ、ということに。表題作は聖書を読んだことのある人にはすぐに犯人が分かると思いました。末弟の弟の名が「摂(セツ)」の段階でイサク……あぁ、母親か、と。そう言った一種の二重で面白い作品になっていたと思われます。

0
2016年10月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりの桜井京介リターンズ。
神代、京介、深春、蒼、の関係性が大好きだったから、番外編ではあるものの、彼らの存在感が薄くて寂しかったかな。

0
2015年12月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この作者の本を読むのは初めて。
これも音訳の本として読んだ。シリーズものらしく、初心者に馴染めるかなっと思って読み始めたが面白く読めた。短編が4つ入っているが、タイトルの「誰がカインを殺したか」が一番ミステリーらしくて面白かった。

0
2015年10月03日

「小説」ランキング