あらすじ
パーティ会場で衆人環視の毒殺。書斎に置かれた浴槽の中の死体。学校に届いた脅迫状に記された謎の言葉……。蒼が桜井京介が神代教授が、再び魅惑的な謎を解き明かす。書き下ろし短篇「さくらゆき」ほか三編を収録。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
4つの短編。
後書きが神代氏によるセリフ調。
深春は一女一男を儲けたそうで。
蒼が30代、京介氏が40代、神代先生が70に血かい60代。
蒼の職業上、子供の出入りがあるようだけれど
彼等は“家族”なのだなぁ、と。
先生の描写はあまりないけれど
蒼は大学生に見え、京介氏は年齢不詳との事。
1作目と2作目に共通の男子学生
3作目と4作目に共通の女子学生。
自分の子供ともいえる年齢だからか京介氏の対応が20代の時よりも柔らかい。
更に
今回登場する女子学生に京介氏は甘いようだから、これからまた新たな一面をみせてくれそうだ。
2作目の、女性が切ない。。。
よく死んだ前妻にはかなわないというけれど
人って、思い出を美化してしまうのだなぁ。。
Posted by ブクログ
新刊チェックで『桜井京介returns』という文字を見たときは、思わず二度見してしまった。
建築探偵シリーズが完結したあの頃から10年程経った彼等が描かれています。
シリーズを読み始めたのは随分と昔で、それからシリーズ完結までを追い続けて来ましたが、、、まさか蒼と同年代になってしまうとは(笑)
蒼、京介、神代教授が3人で穏やかに暮らしている様子がなんとも嬉しいですね。
蒼の職業はなんだか感慨深い。
今回は深春夫妻が出てこなかったのでちょっと寂しくもあるので、続編を期待したい。
神代教授のあとがきも嬉しかったです。