あらすじ
殉職警官を父に持つ令子は、二十四歳にして南武蔵野署の副署長。毎日暇にしているのだけれど、このところ、なぜか動物にまつわる事件が舞い込んでくる。慣れない現場に四苦八苦する令子だが、「動物と話せる」というダンディーな獣医師の土井徹先生とそのおしゃまな孫娘・桃子の力を借りて、フシギな事件を解決していく。心温まるミステリ。
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Posted by ブクログ
これは 続編ありますよね。
このまま 終わったら
消化不良ですね。
どうして お父さんを殺した 犯人を
捕まえないの。
なぜ 近藤のおじちゃんは 殺されたの。
五十嵐先生。
続編は。
それにしても
土井先生。 最高ですね。
今回は 獣医さん。
桃子ちゃん
もうちょっと 玲子ちゃんを 拒否してほしかったです。
警察内部の矛盾を
さりげなく 表現しています。
いっきに 読めました。
Posted by ブクログ
2011/8/5 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2022/1/21〜1/23
殉職した父の跡を図らずも継ぐことになった、成り立てキャリア警察官の立花令子は副所長として父のゆかりの南武蔵署に赴任する。腫れ物に触るように扱われつつも、いくつかの事件に巻き込まれる。獣医である土井徹先生と孫娘の桃子に事件の話をすると、土井先生が鋭い洞察力で事件を解決する、という安楽椅子探偵型短編集。キャラクターが魅力的だが、残念ながら続編は出ていないようだ。10年くらい経っているので、もう出ないのかなぁ。
Posted by ブクログ
医療アンソロジー「ドクターM」に収録されたものを読んで興味を持ったので、元の作品を読んでみました。
公務員になりたかっただけなのに、父親が名物刑事だっために、南武蔵野署の副署長になってしまった、ちょっとおっとり系・立花令子(たちばな れいこ)。
ある事件の場で偶然居合わせた、獣医の土井徹(どい とおる)先生と親しくなり、たびたび事案の相談に乗ってもらうことに。
獣医ならではの、生き物に関する豊富な知識と、人生経験豊かな深いお人柄で、いわゆる「安楽椅子探偵」をつとめる土井先生は、常にブランド物を着こなすダンディーな初老。
意外な犯人!だったり、ちょっと苦かったり、考えさせられたりもしました。
なかなかに面白いし、土井先生の「動物と話せるのでは」という面がもっと見たかったりするのだけれど、続きは無いようです。
いろんなジャンルを書かれる方なので、仕方ないのかなあ。
老人と犬/奇妙な痕跡/かえるのうたが、きこえてくるよ/笑う猫/恐るべき子供たち/トゥルーカラー
他の方のレビューを読ませて頂くと、私が読んだ版は少し構成が違うようです。
ISBNコードは同じなのに・・・
私の読んだ版には警官殺しのお話は出てこないし、ある女優さんが解説を書いています。
ですが・・・
なぜ「解説」が、この女優さんなんでしょうねぇ?
いきなり冒頭で犯人の名前をネタバレしてしまうし、(解説から先に読む人は少ないと思いますが、それでも、ミステリを語るのに犯人の名前をはっきり書いてしまうのは非常識では無いですか)次には、他の作家の小説が原作の刑事ドラマに出演したエピソードを書いて、ドラマのオリジナルキャラだったのが、後に本家の作品の方にも出してもらえて嬉しかったとか、ここで書くことか?
担当編集者は、これでOKだったのでしょうか?
作者が可哀想になってしまいました。
Posted by ブクログ
主人公(?)の令子ちゃんの存在意義が、「土井先生に事件のナゾを提供する事」ぐらいしか無いという点が始終気になって気なって仕方が無くなり過ぎながら読みました。
動物が沢山出てきたので癒されましたね。私が大好きな「フレーメン」が出てきた事が一番印象に残ってます。
Posted by ブクログ
同作者の「リカ」「リミット」はスリリングな内容でしたが、本作はとってものんびりした雰囲気。
作中発生する事件は殺人などのシリアスなもの(中にはそうではないものもありますが)ですが、登場人物がとにかくおっとりしているため、不思議とマッタリと読めてしまう本。
事件の真相などは大体予想通りではありますが、動物の特性を足掛かりに真相にアプローチするのはなかなか面白かったです。こういうノリが「アリ」な人なら楽しめる内容だと思います。