【感想・ネタバレ】コンテキスト・リーダーシップ 「最高の上司」と「最悪の上司」は文脈で決まるのレビュー

あらすじ

「任せる上司」と「丸投げ上司」は何が違うのか? あなたの組織は、なぜ成果が上がらないのか? リーダーシップに関して蔓延している「危険な誤解」を解き、「文脈=コンテキスト」という、リーダーシップについて考える新しい視点を提示。27万部のロングセラー『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』の著者によるリーダーシップ論の決定版! コンテキストを「読む力」「編む力」を養うブックガイド付き。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

個人的なことで申し訳ないが、昨今の氏の発信(特にXにおける政治に対する発言※)は好きではないのでが、本書は示唆に富む部分があり、上からっぽくて大変恐縮ながら、氏を再評価させていただいた。

本書の帯にもあるとおり、リーダーらしさは、これまでは「行動」として捉えられ・実践されていたものの、行動だけを切り取ってみると、同じものでもポジにもネガにも転ぶものであり、それはコンテキストに依存する。
したがって、どのようなスタイルのリーダーシップ(指示命令、ビジョン、関係重視、民主、率先、育成)を採用したとしても、良いこともあれば悪いこともある。

そして、そのコンテキストには、3つの次元がある、と。
それが、①ミクロ②メソ(組織等のレベル)③マクロ。
①は、ざっくり言えば他者としっかりコミュニケーションを図り、何を求めているか、や、どんな立場か、を推し量るべし、なのだが、ポイントは、ノンバーバルなコミュニケーション、身振りや視線からしか得られない情報もある、ということ。
②は、組織の置かれた状況や時機を捉えて、適切なタイミングで適切なリーダーシップを使い分ける重要性を説く。また、組織の中の一個人として見れば、役職が上がるにつれ、リーダーシップのあり方も変わってくることにも言及している。つまり、役職が上がると現場仕事より管理に寄っていくため、指示命令などが不適切になり、ビジョンや育成的なスタイルへのシフトチェンジが求められる。そして、発揮するリーダーシップ、というか変革をメンバーや組織に落とし込むためのナラティブづくりの方法論にも触れている。
③は、いわゆるPEST的なマクロ環境の変化を察知し、それとアラインするような戦略を採ることを説く。ただ、この③に関してのみ、リーダーシップという文脈からはやや反れているうえ、割と当たり前のことを言っているため、個人的に納得感があまりなく、本書で期待することとはかけ離れているように思われる(併せて、第4章で丸々とマクロコンテキストを説明しているのだが、これは別に本書に要る内容か?と思ってしまう。別に無いよりはあったほうが良いのは確かなのだが、蛇足感と御高説感が気にかかる、、、)

※その内容や対象、思想信条に対しては何らネガティブではないが、発言の仕方などにやや稚拙さが現れているため。あくまで私見です。

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2026年04月20日

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