あらすじ
――欲しいのは、娘の力と血だ
毒の海に蝕まれた世界で 浄化のカを持つ水の一族(アヴェント)は尊い存在として水の国アクアテラで手厚く保護されていた。そんな中、一族の長の娘でありながら最も力が弱く隠されるように育てられたシェルタは、満足に役目を果たせずにいる自分に忸怩たる思いを抱えていた。しかしある日、部屋を抜け出したシェルタの前に現れた二人の男との出会いが彼女の運命を変えていく。
褐色の肌に冷淡な赤い瞳を持つカビール国の王子カルフと柔和な笑みを絶やさないメガロス皇国の軍人ソティラス。シェルタの事情を知らず、しかし浄化のカが欲しい彼らは、アヴェントの娘であるシェルタを自国に引き入れようと強引に迫ってくるのだが……
【目次】
プロローグ
一章
二章
三章
四章
五章
エピローグ
あとがき
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
まだまだ一巻ということで《序章》という印象でした。
最初に出てきたかすかな毒の悪化、シェルタの本当の能力
隔離されて育てらてきた意味などなど
伏線だらけで1巻では何一つ解決されないままどんどんストーリーが進んで行ってしまいました。。
序盤では一族のプライドだけあるため何も考えないで行動して結果悪い方向に進んで
本人は謝るだけのシェルタに共感がもてなかったのですが、対局のような二人の王族。紳士で思慮深くとても好感が持てました。
後半ではシェルタ自身恐怖に立ち向かって最後まで諦めずに全力で取り組んていたので
このままたくましく成長して欲しいと思いましたヽ(*´з`*)ノ
二人の王子がシェルタを誘惑するわけですが
シェルタ自身人と関わったことが少ないためになか
少し期待していたのですがなかそういう甘い展開にはならなかったですね~(^O^)