【感想・ネタバレ】イザベラ・バード、日出ずる国で妖怪に出会うのレビュー

あらすじ

明治11年夏、奥州を縦断して蝦夷地を目指す英国人女性がいた。その名はイザベラ・バード。お供は通訳兼従者の若者伊藤鶴吉と英国からついてきた小妖精ディル&ジンジャーだ。一行は行く先々で妖怪に出くわし、思わぬ事件に巻きこまれる。本当に恐ろしいのははたして妖怪か人間か。旅を続けるうち、好奇心旺盛なイザベラと無口な鶴吉は少しずつ心を通わせていくが、鶴吉はある秘密を抱えていた。ヴィクトリア朝の英国を飛び出した実在の女性旅行家(レディ・トラベラー)が、日常と非日常のあわいをたゆたう謎に挑む、レトロで新鮮な正統派歴史冒険ファンタジイ!/解説=小出和代

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Posted by ブクログ

ネタバレ

実在した女性旅行家イザベラ・バード。
そして、同じく実在した彼女の通訳兼従者の伊藤鶴吉。
彼女たちが北海道を目指す日本旅行中に遭遇した妖怪絡みの不思議な事件のお話。
それをイザベラが頼まれていないけど暴いてしまうぞ。

彼女にはイギリスから既にブラウニーとピクシー(らしき妖精)がついてきているので、今更妖怪がいるかいないかの議論の余地はない。
鶴吉はなかなか信じはしなかったが。
ただ人間側の思惑も絡んでくるので、特に最初の話は人間の話なのか妖怪の話なのか、随分悩むことになった。
悩んだ分、最終的に大立ち回りが発生して、妖怪的な存在を信じざるを得なくなる訳だが。
鶴吉はそれでも否定していたのがまた面白い。

「そういう存在はいる」と分かってしまえば、今度は彼ら側にも様々な思惑がある訳で、最後の話は妖怪側の思惑の謎解きとなったように思う。

謎解き、ミステリとして読む分には面白かった。
彼らの思惑や企みなどが明らかになるのは、痛快でもある。
中には二段構えになっているものもあったし。

一方で、イザベラのキャラがどうにも好きになれず、最後までイライラはした。
いい年齢の筈なのに落ち着きがなく、あちこち首を突っ込んでは危ない目に遭っているという。
少しは落ち着いてくれと思った。
史実の彼女はここまでではなかったように思うのだが……

あと鶴吉が何かしらの末裔的に書かれているのはユニークだった。
結局、彼の任務もイザベラの旅も途中。
解説にもあったとおり、続きがあるのかもしれない。

余談。
この時のイザベラは独身だが、史実を調べると、この後に結婚した模様。
そのお相手は……作中に何故わざわざあのシーンを埋め込んだ理由がこれではっきりした。
史実を知っている人には嬉しいシーンだったのかもしれない。

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2026年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正直言うなら物足りなかった。
イザベラとイトが最後までギクシャクしている感じや、イトの正体、アイヌコタンに辿り着いていない旅、続きがありそうな内容だったな。
河童が新潟(下越)弁を喋ってたのは面白かった。

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2026年05月05日

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