【感想・ネタバレ】ブルースのレビュー

あらすじ

南シナ海の烈風。眼下で砕ける三角波。激しい時化に呻ぐ25万トンの巨大タンカーの中で、村上の友人、崔は死んだ。仕事中の事故とはいえ、崔を死に至らしめた原因は、日本刀を片手に彼らを監督する徳山の執拗ないたぶりにあった。村上を愛していた同性愛者徳山の嫉妬が、村上と親しかった崔を死に追いやったのだ。横浜・寿町を舞台に、錆び付いたギタリスト村上とエキセントリックな歌姫(ヴォーカル)綾、そしてヤクザの徳山が奏でる哀しい旋律。芥川賞作家が描く濃密で過剰な物語。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

冒頭の暴力描写に引いた。
我慢して読み進めると、
わかりやすい、エンターテイメント色の濃い、
カタルシスの連続。
幼い男の物語だし、語り手もまたそうである。
女が描けていないなんていっても、
そんなの関係ない、って感じだ。
格好つけている。

作品の暗さと救いのなさとは別に、
描きたくて描いたんだろうなという
微笑ましさが残った。

0
2013年09月04日

「小説」ランキング