あらすじ
会心の品を作り上げた漆器職人の兼七は、その注文主の突然の死に落胆する。あてどもなく町をあるくうち、ふと気づくと路地の奥の奇妙な小店にたどり着いていた(「猫の椀」)。大人気「軍鶏侍」シリーズの著者が放つ傑作時代短編集。
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Posted by ブクログ
野口卓の文章は研磨の行き届いた切れる刃物のようだ。
キリッとしてて、その上美しい。
この本は短編集だが、長編も素晴らしいが短編にもこの才能は発揮されてると再確認。
なんども同じ本は読まない私だが、『野口卓、小早川涼』はなんども読めそうだ。
う~~ん
この作者の作品は、面白い物と、話がくどくて、頭が、ぐるぐるしてしまう物が、有る。猫の椀と、えくぼは、まぁ、面白かった方。後の三話は、話がくどくて、ぐるぐると何処へ行くんだろうという感じだった。