あらすじ
どうして、カトリックの世界では「悪魔払い」という摩訶不思議な儀式が生き続けているのだろうか。「悪魔払い」が絵空事ではなく、欧米ではいまだに生活に根付いた「救い」の儀式であることを訴え、その知恵が現代日本の若者に漂う閉塞感打破につながると説く。 「悪魔払い」の日本初の学術的入門書。
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Posted by ブクログ
映画『エクソシスト』 映画『エミリー・ローズ』 秘跡(サクラメント) 準秘跡(サクラメンタリア) ソクラテス(神は存在するかという問いに即座には否定しなかった) アネリーズ・ミヘル(エミリーローズの元になった人物) 不可知論者 メソジスト派 「恐れおののいて救いをまっとうせよ」 聖痕(スティグマ) 皮膚描記症(ダーマトグラフィア) ヴォルテール「貴方の考えは気に入らないが、貴方が発言する自由は、私は命をかけても守りたい」 悪魔パズズ(エクソシストに出てくる悪魔) ダミアン神父(ジョゼフ・ド・ヴーステル) 映画『尼僧ヨアンナ』 ナントの勅令 シュラン神父『神の愛の勝利』 静寂主義(キエティスム) カテキズム 明けの明星(ルシファー、カルシファーの事) トム・チット・トット(民謡に出てくる妖精) テルトゥリアヌス『護教論』 プロテスタントにおけるマリア像 禁書目録 フィリップ・ピネル/エティンヌ・エスキロール デモノマニア 解離性トランス障害 ジュリアン・ジェインズ『二分心の崩壊における意識の誕生』 トゥレット症候群 マドレーヌ・ル=ブック
Posted by ブクログ
カソリックでは悪魔祓いが「祓魔式」という名前で、サクラメンタリアの一つとして残っているらしい。
アニメ「青の祓魔師」ではないがエクソシストは未だに本当にいるらしい。
悪魔は人間と違って神の創造物ではなく従って神から自由な存在でありそうだ。キリストは祓魔師としてデビューしたらしい。ひょっとして神は悪魔に対抗して生まれたのかもしれない。
Posted by ブクログ
映画のエクソシストなどを題材に悪魔と悪魔祓いの解説が長く続く。本の題名に近づくのは最終章。ここを読むと悪魔が人の救いとなることが理解できる。悪いことは全て悪魔のせいにして自分の心を救済する。
Posted by ブクログ
悪魔というテーマというよりは、エクソシスト作品の紹介という感じ。もっとエクソシストや悪魔に対する考え方が具体的にかかれているかと思ったけど、「〜なのだろうか」「〜なのかもしれない」という文体ばかり。結局なんなんだ!てなる。
それぞれの作品に対する考察は面白いけれど、内容としてはストーリーの解説と豆知識という感じ。
がっつり悪魔やエクソシストについて知りたいという場合には向いてないかも
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
信者11億のカトリックの世界では、どうして「悪魔祓い」という摩訶不思議な儀式が、生き続けているのだろうか。
解くカギは、「癒し」であり、「救い」であった!
そして、その知恵は、現代日本の閉塞感打破につながっていく。
「悪魔祓い」の、日本初の学術的入門書。
[ 目次 ]
第1章 悪魔祓いが今さらなぜ?―闇にひかれる人々
第2章 不可知なものへのまなざし―『エミリー・ローズ』のメッセージ
第3章 悪魔の存在証明―『エクソシスト』の衝撃
第4章 神の愛の勝利―『尼僧ヨアンナ』の真実
第5章 教会の公式見解―悪魔祓いと悪魔の正体
第6章 エクソシスト・イエス―聖書が語る悪魔祓い
第7章 二千年の伝統―『ローマ儀式書』への歩み
第8章 悪魔憑きの科学―精神病理学からのアプローチ
第9章 救いのありか―癒しを超えた可能性へ
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
宗教について学んでみたくなった。
信仰の立場からではなく
理性的な面から。
この新書は初めてというくらい夢中になって読めた。
リアルな描写にのめりこんだ。
ただ、最後のまとめ方がなんかあっさり。
前半が最高だったために、もっと心に迫る結論を期待してしまった。
まあ、こういうまとめ型だよな、って感じで少し残念。
エクソシスト見なきゃ