あらすじ
深山くのえが贈る煌めく中華ファンタジー
ルルル文庫で人気の「舞姫恋風伝」をモチーフに書き下ろした短編2本。 人気まんが家・水波風南先生の美麗イラストでカバーを飾ります
大人気小説シリーズ「舞姫恋風伝」から、新たなる 壮大な歴史ロマンが生まれる――。
猿国第六代国帝は、男女合わせて92人の子どもがいる。その中の1人・阿鷺 は、お忍びで街へ遊びに行き、宮城に戻れなくなってしまった。知らない街で路頭に迷う中で出逢った青年・天鐘の家が家に泊めてくれることに。初めての城 下、初めての民家での宿泊。そして初めて男の人と二人きり・・・。それは、夢のような楽しいひとときだった。翌日、宮廷の使者が阿鷺を見つけ出し、天鐘は 捕らわれてしまい・・・・(琥珀の夢)
兎国の太子殿下と親王殿下に同時に求婚されてしまった翠琴。断るわけにも いかず、戸惑うばかり。果たして翠琴の運命は・・・?(茉莉花は月夜に微笑む)
深山くのえが贈る珠玉のラブストーリー2 篇。
※この作品は底本と同じクオリティのカバーイラストのみが収録されています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
タイトルに「新・舞姫恋風伝」とはありますが、「舞姫恋風伝」の登場人物は出てこないし、これは単に「琥珀の夢」で販売していてもよかったんじゃないかなあ。面白かったし。
2/3が「琥珀の夢」で「舞姫恋風伝」の200年くらいあとの話で、1/3が「茉莉花は月夜に微笑む」が「舞姫恋風伝」の200年くらい前の話でした。
<琥珀の夢>
とにかく阿鷺がかわいい。
イラストが1個も入っていないのが残念でしたが、勝手に藤間麗さんのイラストで想像しちゃいました。
天鐘も優しいし、かっこいいし(想像)、二人の間にあるのは身分だけって思ったら、意外と子だくさんの皇帝も理解があってよかった。確かにあれくらい子供がいたら、だんだん嫁のやり場に困るし、一人くらいって思うかもしれないですけどね。
<茉莉花は月夜に微笑む>
ものすごく短い短編でしたから、ちょっともったいないかなぁ。
翠琴と賢之から、「舞姫恋風伝」に続いて、「琥珀の夢」に続くから、もうちょっと長くてもよかったかな。
卯国の二人の皇子はなんとも言えない性格でしたけど、ちょっと笑ったのが、翠琴の兄がうるさい嫁を兄に押しつけたってところかな。
よっぽど嫌だったんだなぁって思いました(^^ゞ
Posted by ブクログ
コミックスの部類分けですけど中身は小説です。
新・舞姫恋風伝となっていますが前作の登場人物は出てきません。そして誰も舞ってません(笑)
短編集で「琥珀の夢」と「茉莉花は月夜に微笑む」の2作が収録。
「琥珀の夢」が半分以上を占めているのでタイトルは「琥珀の夢」の方が良かったんじゃないのかな?とか思ったり。
短編ですが2つとも面白かったです。
個人的には「琥珀の夢」の方が好きです。身分違いの恋が切なく情熱的に描かれていました。主人公カップルよりも帝の性格が新鮮で良かったです(笑)
「茉莉花は~」は短かったのでもうちょっと読みたかったな、と思いました。こっちのバカ太子やバカ親王、バカ嫁にかなり腹が立ちましたww
Posted by ブクログ
舞姫恋風伝の3代後と2代前の話。
あいかわらず、読後感はよいね。
側室29人、子供100人余…後宮を廃止した前主人公はどう思うのだろうか ;p まぁ、跡目争いにはならないみたいだからいいんだろうけど。
Posted by ブクログ
阿鷺可愛かったー。気の強い子より、こういうちょっとぼうっとした子の方が好みです。可愛い。
翠琴の話は、展開はえーとは思ったけど、嫌いじゃないぜ。あとロ〇コン?とも思ったけど、まあ手は出さなかったんだから問題ない(問題発言)。展開のスピードはページ数の関係かな?と思うし。そういう大人な都合があったんだろうさ。
舞姫恋風伝のFCルルルノベルスでの新装版は、なんかお金の匂いがしてちょっとやだなーとか思ってたんですが、字がちょっと大きくなって読みやすくなったので悪くないな・・・と思い始めた。全部新装版で出し切ってないのに新作出たのはどういうこと?とは思うが。
全体的には、悪くなかったです、自分。