【感想・ネタバレ】天と地と(一)のレビュー

あらすじ

「これはおれの子ではないのかも知れない」為景は思った。長尾為景、63歳。妻は袈裟、21歳、その早過ぎる妊娠が、そんな疑惑を生んだ。が、生まれた赤ん坊は、輝きの強い眼を持つ男の子で、虎千代と名づけられた。のちの謙信である。虎千代は、父に疎んじられる不満を抱きつつ、百姓出の娘松江、忠臣金津新兵衛らに守られて育つ。越中・越後の争乱は絶え間無く、やがて父為景は合戦で討たれ、兄晴景が守護代を継ぐが、それを不満とする長尾俊景が兵を挙げた。

カバーイラスト/熊谷博人

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Posted by ブクログ

生まれた赤ん坊は、血色のよい肌と、輝きの強い眼を持つ男の子で、虎千代と名づけられた。のちの謙信である。虎千代は、父に疎んじられる不満を幼い胸に抱きつつ、百姓出の娘松江、忠臣金津新兵衛らに守られて育ち、天文5年(1536)元服、喜平二景虎と名乗った。越中・越後の争乱は、絶え間無く、やがて父為景は、越中豪族神保氏らとの合戦で討たれ、兄晴景が守護代を継いだが、それを不満とする長尾俊景が、三条に兵を挙げた。

 2003年11月4日再読

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2010年07月18日

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