あらすじ
■ルールを破壊せよ。日本は復活する。イノベーション、規制撤廃、教育、金融財政政策……すべての処方箋を明かす一冊。■国際派の経済学者である父は、楽天創業時から、私の「隠れブレイン」だった。私が安倍晋三内閣の産業競争力会議のメンバーとして、政府の成長戦略策定に関わったことを機に、日本経済をめぐる諸問題について父と徹底討論することにした。日本復活のヒントが、ここにあることを信じる。――三木谷浩史
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Posted by ブクログ
楽天・三木谷浩史社長のお父様・良一さんは、神戸大学経済学部の教授だったとは知らなかった。
家系なんですなぁ
浩史さんは安倍内閣の産業競争力会議のメンバーだったそうなんですが、
そこでの提言書「Japan Again」の内容をネタに学者の良一さんと対談し、
良一さんはもう少し抽象化したり、裏付けとなる学説を紹介したり。
(穿った見方をすると、「僕こんなに色々考えてるんですよ!」「そうだね、お前の言っていることは筋が通っているよ」というノリに読める)
しかしいずれにせよ、親子でこういうことを論じられるの、めっちゃ羨ましい。
以下、印象的だったところ
・経営力を上げる(p.15)
・通訳を付けない宗リンとヒデショック(p.60)
・長期政権を握れない故の近眼的な政治(p.82)
・財政出動と、効果が現れる時期とその程度(p.87)
・官僚制がうまく行く条件(p.111)
・ルールとは、目的を効率的に達成するために覚えるもの。即ち、無駄を省くもの。(p.159)
・ドミノ倒しに変わっていくための一手目(p.184)
面白かったです。日本変わってほしいわ。