あらすじ
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「素敵だと思うのは、素敵だと感じる自分自身の中にある何か」誰のなかにもある、悲しみや切なさ、そして愛。特別ではない心の動きに、特別な言葉を与える詩人・銀色夏生がおくる、ロマンス詩集。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
人を好きになると、世界の色がくるくる変わる。
何度も何度も歩いた道も、いつもは目に留めなかった景色も
色さえも鮮やかに輝きだしたり、悲しい色に染まったり。
恋の始まりはうれしいばかりなのに、次第にもやもやと
不安の色が混ざり合い霧のように立ち込める。
これはあの時の色。
これはあの時の景色。
恋をすると脆くなり、愛を知ると強くなる。
私はあなた。
互いに迷わなければ、2人の目に映る互いは
揺るぐことない2人でいられる。
朧月夜に照らされてうとうとするまつぼっくり。
花のように見えたフレヤースカート。
すみれの花束。