【感想・ネタバレ】背表紙の学校のレビュー

あらすじ

学校には存在しない教科を、町の本屋さんが教えてくれた。
『夕暮れに夜明けの歌を』『文化の脱走兵』の著者が贈る、待望の最新エッセイ集!

「私たちは家で、列車で、道端で、詩を読んだり聴いたり思い返したりしながら、ひそかに世界の声に共鳴し続ける。どこかからきた声は一瞬にして私のものになり、いつまでも残りながら、同時にほかのすべての人のもとに戻っていく。また誰かが、この不安なときを越えられるように。」(本書より)

不安な時代だからこそ、救ってくれる本と記憶がある。
明日がきっと大丈夫になる、心の明かりを灯してくれるエッセイ集。

【もくじ】
最初に読めなかった本/だいぶ奥のほう/きのこと詩を狩る/ややこしい山/笑わせたい/白鯨号、海へ行く/落葉注意!/真夜中の事実/背表紙の学校/ふつうの市民の市長選/拳を掲げた善だなんて/通学路の近道/はじまりを掴む/年老いた先生の繰り返す日々/砂糖の楽園/空港に急ぐ/名簿順に並ぶ/大人が笑うとき/不安なときを越えて/あとがき 脱走兵のスタミナ

【装幀】
名久井直子

【装画】
Mirjam Wilke

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

Posted by ブクログ

思いと行動と、それを表す言葉が強い。奈倉さんの頭には、きっとここまで膨大に読まれてきたロシア文学の世界と、ご本人が忘れないように大切に保存してきた記憶と、そして何より感情と思考、いろんなものをからませてできたたくさんのことばがあるんだろうな。前作含めて、このかたの視点、世界の捉え方を知れたのはとても幸せなことだし、何かのきっかけになっていると思うのです。背表紙の学校は本好きな人なら覚えのある感覚なんじゃないかなぁ。

0
2026年04月08日

Posted by ブクログ

ロシア文学に精通した著者が小さい頃の記憶から現代のウクライナ情勢までを、現代詩の引用をもとに綴ったエッセイ集。
「大人は笑わない」という視点を幼い頃から疑問に持っていたところは私も一緒だった。

大人になって笑わない理由が滲むように理解してきた。

0
2026年04月08日

「エッセイ・紀行」ランキング