あらすじ
生きもの目線を忘れた人間が失い続ける〈不思議〉と〈畏れ〉の感覚とは? 科学が暴走する怖さに気づく、カーソン入門にしてスリリングな問題提起。
なぜカーソンは、DDTの危険性にいち早く気づき、闘うことができた? 研究環境や潤沢な資金に恵まれていたわけでもない一人の女性が、なぜ――? 権力や社会的評価に左右されず、「根源的なもの」にむかう気持ち力が湧いてくる、『沈黙の春』の解説書にして現代の病理に気づく100ページ。
第1章 カーソンってどんな人?
第2章 『沈黙の春』の持つ大きな意味
第3章 カーソンに学び、更に進むには
終 章 「本来の道」を求めて
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
風が心地よい庭先で、残りを読み終えました。
DDTをやめさせた学者レイチェル・カーソンを知るのに最適な入門書でした。
中村桂子さんがカーソンを紹介しながら、生きものとしての人間が「本来の道」を歩むようにと教えてくださる熱量に打たれっぱなしでした。御歳90の大先輩に負けないように心がけます。
あとがきに書かれた「生成AI」への、とりわけ子どもたちのことを考えた警鐘は大事だと思います。
2020年代の生成AIは1950年代の農薬と同じく熟考すべきもの。
特に子どもの成長に関する危惧を捉え、子どもが言葉を覚える過程には、感情・感覚・非言語コミュニケーションなどの経験、他者との関わりが不可欠だとの力説。
Posted by ブクログ
『沈黙の春』は読んだことがあったがレイチェル•カーソンについてはあまり知らなかったのでこの本を手に取ってみた。
正直レイチェル•カーソンについて知りたいのに自分語りが入っておりノイズになっている気がする。そして入門書だからしょうがないとは思うが、なんか薄いような気がする。
たまに女性であるから的なフェミニズム的なことが書かれており、別に女性だからではなく、ただ単純にレイチェル•カーソンが凄いからなのではと思ってしまった。しかしこれは私が男性だから思ってしまっておりバイアスの問題だから私が悪いのだろう。正直あまり刺さらなかった。これは自分の問題なのかもしれない。確かに環境問題は大事であるが、私自身、危機意識を持ってはいない。これは考えを改めなければいけないのかもしれない。私の考えが、間違っているのだろう。