【感想・ネタバレ】るすばん猫きなこ(1)のレビュー

あらすじ

人懐っこい赤ん坊猫のきなこと、海辺の家で暮らす小学1年生のここな。ある日、突然起きた地震と津波と原発事故により家族と離れ離れになり、その土地に取り残された彼らは、家族の帰りを待って“おるすばん”を続けている。そして故郷を失って別の場所で生きる少女・さきの願い。亡くなった人たちの心残り。それぞれの思いを乗せて時間が過ぎていく。失われてしまったもの、ずっとそこにあるもの……「猫の一生」を通して描く震災の物語。※この話には、津波・原発事故に関する描写が含まれます。フラッシュバック、強いショックを受けられるなどのご心配がある方はご注意ください。

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Posted by ブクログ

日常を描く作品もありますが、沖縄、アウシュビッツ、長崎、広島、貧困少女などをテーマとして描く作者の最新作は震災。作中で固有名詞は出ていませんが、テーマは15年前に発生した東日本大震災なのは明らかです。

震災を扱った漫画はいくつかありますが、「るすばん猫きなこ」でも他の漫画のように悲惨さはもちろん描かれますが、本当に描きたいテーマが「救い」だと思われます。

実際に亡くなってしまった2万人もの人、残された人、そしてペットたち。彼らの想いが柔らかいタッチで描かれた漫画の中で浄化されるかのようです。

もう15年、まだ15年。人によって捉え方は様々ですが、年々風化していることは事実でしょう。そんな中で何度も現地に足を運び、今、描き続ける作者の姿勢に脱帽しかありません。

とここまで書くと硬い話のようですが、漫画の中の「ここな」と「きなこ」の小学生1年生と子猫は愛らしくかわいい姿に溢れていて、癒されたり笑ったり、その部分も最高なんです(推し猫はゴンタ!)

こういう傑作漫画がちゃんと売れてアニメ化されてより広がることを願います。

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2026年03月25日

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