【感想・ネタバレ】此の世の果ての殺人のレビュー

あらすじ

第68回江戸川乱歩賞受賞作。
史上最年少、選考委員満場一致。
「大新人時代」の超本命!

本格ミステリーの骨法もよく心得ている――綾辻行人
特A、もしくはA+、もしくはAA――月村了衛
二人の女性のバディ感が最高に楽しい――柴田よしき
極限状況で生きてゆくひとが、愛しくなる――新井素子
非日常を日常に落とし込む、その手捌きは実に秀逸である――京極夏彦

―滅びゆく世界に残された、彼女の歪んだ正義と私の希望
正義の消えた街で、悪意の暴走が始まったー

小惑星「テロス」が日本に衝突することが発表され、世界は大混乱に陥った。そんなパニックをよそに、小春は淡々とひとり太宰府で自動車の教習を受け続けている。小さな夢を叶えるために。年末、ある教習車のトランクを開けると、滅多刺しにされた女性の死体を発見する。教官で元刑事のイサガワとともに、地球最後の謎解きを始める――。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今年22作目。
地球を壊滅させるほどの小惑星が、数ヶ月後に日本に落ちる、そんな状況で起きた連続殺人事件。どうせみんな死ぬのに、なぜ犯人は人を殺さねばならなかったのか。
世界観が面白くて、ぐいぐい惹き込まれた。

自動車教習所に通ったり、110番するシーンがあるんだけど、この状態でも法の秩序を守ろうとするところがシュールで面白い。

隕石が落ちるのでハッピーエンドとはならずビターエンド、それは確定路線。
もし自分がこのような状況に置かれていたら、最後の数ヶ月、最後の日はどのように過ごすのか、考えてしまう。

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2026年06月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ものすっごい面白かった……!!!滅亡を控えた地球っていう奇想天外な設定なのにそれを読ませる筆力がすごい。最初とっかかりにくくてかなり寝かせてたんだけど、車の中から死体が出てきた瞬間からドはまり。これからどうなっていくんだろうってわくわくしてた。
登場人物が少ない分犯人は早い段階でわかるんだけど、この話はフーダニットが重要ではないのでいいです。むしろ犯人が分かってからの怒涛の展開が面白かった。アクション映画見ているみたいで。
初めから終わりがある世界で、最後まで懸命に生きる人たちの物語、というにはきれいすぎるか。秩序が破綻した世界でも良心がある……? うーん、うまく言語化できない。とにかく読み切った後の爽快感がすごかった。イサガワ先生とハルちゃんの関係性もとっても好き。最後ふたりで終わりを迎えるところが本当に刺さった。作者は女同士のバディ物が書きたかったそう。すばらしいです。まあ私はイサガワ先生の暑苦しさはちょっと苦手だったのですが。
しかしこの話のMVPは弁護士先生です。彼女のことを思うと一番泣けた。気高い女性だったよ。

次回作も早く読みたい~!

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2026年06月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

屍人荘系の「今さら殺人事件の解決なんてどうでも良くない?」な話。
残り50ページくらいまでは「どういう結末になるんだろう」とワクワクした。そこから先はちょっと物足りなかったな。
先生の過去とか行動原理をもう少し掘り下げてほしかった。
とはいえ全体的には面白い作品。
作者が23歳でこれを書いたと言うのが凄い。今後もこの作者に注目したい。

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2026年05月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

もうすぐ世界が終わる状態での殺人事件、ホワイダニットが鍵なのかなと思っていたがそうでもなかったのが少し拍子抜け。全体としては面白かった。

舞台設定や要所での推理描写は面白いが、犯人の候補が少なすぎて正体がわかったときのカタルシスが少なかったようにおもう。

この作品は映像化したら化けそうだなと思っ

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2026年05月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

爽やかな読後感でした。
隕石衝突で地球が消滅するのに起きた殺人。
終末世界にミステリーという要素が斬新で、即買ってしまいました。

ロードトリップムービーのような、青春感あるお話でした。読み味はさっぱりとしていて、テンポよくさくさく読めます。
お子さんでも読めるんじゃないかな。

ミステリー部分は正直おまけみたいなものだと思います。推理小説として読むものではないです。
犯人の動機はさっぱり共感できず、キャラとしても薄いし…。ミスリードみたいなのも少し大味というか…。

 でも、途中に出てくる残留者達のその地に息づいている生活感を書くのがお上手でした。発狂する人、利用する人、真面目に働き続ける人、それを支える人。人間が終末に向かうとき、日本はどうなるんだろう。意外とみんな普通を継続するために頑張るんじゃないかなと思わせるようなリアルさがありました。

正直、この生活感が上手く書けているので、ここに殺人起こんなくて良かったんじゃないかな…。おこらなくてもいい作品になるポテンシャルがある気がします。
ただ先生と主人公が、目的地につくまでに語り合い、過去の暗い部分を暴露しあい、わかりあい、星を見る。
私はそれでも満足していたような気がします。
設定がいいだけに半端なミステリー要素が浮いてしまってるような気がして勿体無い……

終末なのに教習所に通おうとするバカ真面目と教習してしまう教習官。
もうそれだけで十分面白いのではないでしょうか。

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2026年05月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「殺し屋の営業術」が面白かったので
同じ「江戸川乱歩賞」を取った歴代の作品から
こちらを選んで読むことに。
・・・重い、内容が重すぎた。
死体の描写も多くて読んでて気持ち悪くなり
挫折しかけたのですが・・・
中盤あたりから、なんとか読み出せるように。
結末は知りたくなって読み切りました。
終わり方も思ったよりも悪くなく
そこは良かった。
世界が終わる、そんな状態になった時
どうにかして逃げようとする人が続出するのは
理解できたが、自殺者が続出するという設定は
そうなんだろうか?という感じだった。

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2026年05月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。ミステリー部分は特殊な舞台設定により犯人の行動や動機にも「まぁ、そんな考えにもなるか…?」と半ば強引に納得させられた印象。
ミステリが読みたく読んだけど、私がこの本で1番気に入ったのは、終わりを迎える世界での人々の営みとか、なぜそこにいるのかとか、人の愚かさとか、そういった場面だった。
なんならミステリ抜きで終わりの日まで色々な人の視点で読みたい。
日本を出た人や、方舟に関わる人とか…
スピンオフ出ないかな

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2026年05月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「復活の日」や「渚にて」などのシチュエーションに大量殺人を重ね合わせて、謎解き、叙述トリックなども混ぜ込んだミステリー。地球最後がわかっていても、変わらない社会性と人間性を描いている。登場人物が殆ど二面性があることが、物語の二重構造にリンクしているのか。幾分、冗漫な展開もあったり、犯人の動機や殺人方法に若干疑問符。

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2026年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なんか辻村深月みを感じた。学校が出てくるのと、心理描写の雰囲気が似てるのかな。設定が設定だから惜しいなぁもったいないなぁと感じる展開もあった。設定に拘らなければ、有栖川有栖とか、東野圭吾みたいな作品が書けそう。

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2026年05月01日

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