あらすじ
町の腐敗に挑む女性刑事を描く社会派ミステリ
米西部の町で移民の少女が殺された。地元企業や教会、保安官すら刑事の捜査を妨害する中、事件の裏には戦慄の事実が潜んでいた。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
深い
イスラム教徒を主体とした移民(この小説はアラブからの移民が主体)差別、国境警備に対する国(トランプ)の政策と、そこに流れる資金
政治がらみの人種差別の助長とその支持者の偏った宗教観(利用した商売)が、人々の分断を広げている。
作家はトランプ一期目の選挙前、大統領じき、その後に田舎に居た事で都会では比較的低いが未だ変わらぬ差別意識を体験しこの小説を書いたそうだ、ノンフィクションでは無い分逆に実態を伝えているのだろう。
Posted by ブクログ
2026年の19、20冊目は、オースマ・ゼハナト・カーンの「黒い滝」です。これは、結構凄い本だと思います。ラスト1行にやられてしまいました。聖母に見立てられたラザンが、ある意味、自分の命と引き換えに、その奇跡を起こしたと考えてしまいました。帰って来たルクマーンもラザンの意思をきっと継ぐはずです。ラスト1行から多くの事が想像出来ます。本当に凄い1行だと思います。
舞台は、コロラド州ブラックウォーターフォールズ。
風光明媚な田舎町です。そんな田舎町において、難民の少女ラザンの遺体がモスクの扉に磔にされた状態で見つかります。更には、黒人の少女2人も行方不明で有る事が判明します。
トランプ以降に顕著になったアメリカの人種差別、ヘイトクライム問題、白人至上主義の問題が、コロラドの田舎町であっても蔓延っている事実をこれでもかと見せつけられます。
主人公イナヤ、盟友カタリナ、アリーシャと主要な3人の女性が、それぞれ出自の違うマイノリティで有る事が
この本の特徴を良く現していると思います。
☆4.8