【感想・ネタバレ】化学探偵Mr.キュリーのレビュー

あらすじ

構内に掘られた穴から見つかった化学式の暗号、教授の髪の毛が突然燃える人体発火、ホメオパシーでの画期的な癌治療、更にはクロロホルムを使った暴行など、大学で日々起こる不可思議な事件。この解決に一役かったのは、大学随一の秀才にして、化学オタク(?)沖野春彦准教授――通称Mr.キュリー。彼が解き明かす事件の真相とは……!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

2020/10/26
初めましての人。
次も読もうと思える内容だったのでありがたい。
次読むものができるからね。
探偵役が常識人なのが逆に珍しい昨今だなと思った。
でも変人が好きなんでもうちょい弾けていただいてもよくってよ。

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2020年10月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作者は薬学部出身で、元製薬会社の研究者。ということで、舞台は理学部でも、題材のそこかしこに薬学らしさが出ている気がする。
四宮大学の理学部化学科の沖野春彦准教授、通称Mr.キュリーが、庶務課の七瀬舞衣に巻き込まれながら、学内で起こる事件を解決していくストーリー。Mr.キュリーがキュリー夫人に由来しているだなんて、全然気づかなかった。。。

第1話は、埋蔵金の暗号に隠された、研究の捏造の話。第2話は、ホメオパシーと不法な治験(というか人体実験)の話。第3話は研究成果に絡んだ人体発火。第4話はエイズと恋人。第5話は捏造動画への対応。
後の方になるにつれて事件を化学で解決!という感じが無くなってくるのが気にはなるけど、かなり続いているシリーズなので、次作意向を楽しみに読みたいと思う。

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2020年08月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

四宮大学庶務課の新人、七瀬舞衣は新設された「モラル向上委員」のミスターこと、沖野准教授の補佐を受け持つことになる。
三十代半ばの妙に彫りの深い顔で、電信柱のような細身の長身。化学以外に興味のない沖野と組んで、大学内のトラブル対応に乗り出す舞衣だが。

キャンパスのあちこちで掘られる穴の真相。
舞衣の叔父夫妻が巻き込まれた怪しげな乳癌の治療薬。
大学内の懇親会で突然燃え上がった教授の頭の原因は。
同棲を始めた男子大学生の塩対応の恋人の謎。
人気が出始めた中性的歌手、剣也に仕掛けられた冤罪を晴らす方法とは。

初期の頃のガリレオ先生とどうしても重なってしまう。向こうは物理でこちらは化学。
自然発火とか意識したのかなという話もあったりで。
こちらは悪どいものもあるけど、殺人などの凶悪犯罪はなくて、明るく軽く読める。
惚けてるけど、かなり鋭く有能な舞衣と、渋々のような体で親身に対応する沖野のコンビ、これからの2人がどうなるかと気を持たせる最後もニヤニヤして。
散りばめられた化学知識も楽しい。クロロフォルムは瞬時に意識を失わないとか、ホメオパシーについても面白かった。
続きも読んでみようかな。 

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2022年06月05日

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