あらすじ
今一番、熱いお仕事小説誕生! 台風で各路線が運休し、混乱する横浜駅。乗客対応に追われるアルバイト駅員の石川咲良の前に一人の女性――浅倉響が現れる。浅倉の端的でわかりやすい説明によって、乗客たちが納得していく姿に衝撃を受けた咲良は、浅倉と同じ「テクニカルライター(電化製品・精密機器などの取扱説明書を作成する職業)」になるべく、彼女が働く老舗マニュアル制作会社FTCに入社し……。
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Posted by ブクログ
「伝える」ってどういうことか。
を教わる一冊だった。
重要なのは場面ごとに必要な情報を選択し、適した表現方法を選択すること。
工夫してどんな言葉や文字で表現しても受け手に響かなければその工夫に意味はない。
ストーリー自体は大変読みやすく、流れるように読み進めてしまった。
Posted by ブクログ
すごく面白かった!
文芸の読み物としてはもちろん、ビジネス書に置いても、新入社員へのおすすめ本として紹介してもよさそう。
初めて知った、取説やマニュアルを作る「テクニカルライター」という仕事。
伝えたい事柄のために、分かりやすい文章を考えることは、相手の立場に立ち、寄り添うことなんだなぁと感動した。
個性的な登場人物たちがとても魅力的だし、信念や誇りを持ち、なにより前向きに働いている姿がかっこいい!
まだまだ登場していない人もいるし、続編に期待!
映像化もありそう。
Posted by ブクログ
テクニカルライターになりたい!
仕事で、前任者の文書を「わかりにくいんだよ!」って言いながら、直すタイプです。項目立てするのも得意!
こんな職業、あったんやなぁ。もっと早くに知りたかった。
コミカルで、わかりやすくて、読みやすかった。
Posted by ブクログ
本屋で一目惚れし購入
説明上手のやり方が物語形式で読めるのかと思ったが、ちょっと違った
マンションの断水のお知らせや、電車の遅れを知らせる掲示物がわかりにくいというところから話が始まった。
自分は全くそういったものを読まないが、そういった物をわかりやすく書く仕事の話だった
確かに書き方次第で読める!と思った。
本筋とはちょっと違うが、今まで読まなかったのではなく読めなかった。作った人が悪い!もっとわかりやすい書き方をしろー!!
ということで自分の中で決着してスッキリできた本でした。
当然だけど読みやすくて面白かったです。
Posted by ブクログ
面白かった。テクニカルライターという特殊な仕事の世界。対象に向けた、分かりやすいマニュアルをどう作るかというストーリーが新人社員の咲良の奮闘も有り良かったです。
自分の仕事にも活かせそうと思いました。
Posted by ブクログ
未経験でテクニカルライターになった歴史オタクの女性を主人公にしたお仕事小説。
サッカー好きとしてはそれ系のネタが散りばめられてるところに悶絶。
登場人物も魅力的で、会話シーンも親近感が沸くものだったし、ドローンのプレゼンではなぜか感動してしまったり、読後感も非常に良かった。
アプリコットの伏線回収もとても良い印象を受けた。
内容的に続編があってもおかしくない、というよりあると思うので出たら是非読みたい。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かった
トリセツに限らず、他者に何をどう伝えるかということはとても大切
どういう目線にするか、ふさわしい表現は何か?
「コミュニケーションは約束事」という文章に今さら感銘を受けた
Posted by ブクログ
おもしろいです!
内容は、テクニカルライターという初めて知る職業の方々のお話しでした。著者がテクニカルライターだからか、読みやすく、話文の多い構成でストレスなくイメージを膨らませながら読めました。
現実の時事問題に絡む内容もあり、考えさせられるけどディープな気持ちになることはないとても爽やかな本でした!
Posted by ブクログ
すごく面白い。翻訳コーディネーターとして、原文の分かりやすさは翻訳結果に直結するのを毎日見ているから、テクニカルライターの重要性はよく解る。もっと世に知られてほしい職業と努力である。
Posted by ブクログ
王様のブランチ、ブックコーナーで紹介されて手にとった本。
面白かったです。
テクニカルライターというお仕事を今回初めて知りました。
正確でわかりやすく、そしてユーザー目線でマニュアルを提供すること。
わたし自身の仕事や生活でも見習わなきゃなと思う内容がたくさんありました。
AEDの章では、いつ何時なにが起こるか改めて考えさせられました。
自宅や職場近辺にどこに設置されているか、電車内の緊急時の貼り紙も気にするようになったのはこの本のおかげです。
Posted by ブクログ
普段、説明書って読まないんだよな。
失礼だけど、こんなに真剣に作られていたのも知らなかった。製品を作った会社の取説作成部署みたいなところで、雛形にそって作成されるのだと思っていた。中にはそういう説明書もあると思う。
でも浅倉や咲良たちの作る説明書は全然違う。こういう説明書なら手に取って見るかもしれない。
仕事場でも、マンションの張り紙でも何が言いたい事か分からないものは本当に多い。全てがこの様に作られたらと思う。
浅倉が咲良に言ったこの言葉は基本で、これに尽きるのではないかと思う。
「一つの文では一つの事柄だけを説明するってこと。一つの文で二つ三つも説明すると、読むときにストレスになる」
Posted by ブクログ
もう少しテクニカルライターのノウハウ的なモノを期待したけどその辺はザックリと。ただAEDの使い方とかよく分かったし、実用的でもあった。まだまだ色んな展開が考えられそうなので、違った続編を期待してます。
Posted by ブクログ
おもしろい!テクニカルライターのお仕事小説。
台風による路線運休があちこちで発生して混乱を極める駅で、アルバイト駅員の咲良は利用者への対応に追われていた。そのとき、颯爽と現れ説明のホワイトボードを分かりやすく書き直したのが朝倉響という女性だった。朝倉響は取扱説明書を作るテクニカルライター。咲良は、利用者の目線で分かりやすい説明書を作成するテクニカルライターになることを決意し、響の勤めるマニュアル制作会社に入社する。説明書を作る段階を具体的で分かりやすく組み込みながら、飽きさせることなく物語が進んでいく。著者自身がテクニカルライターだと知って、納得。分かりやすい文章を書くという、自分にとっても大きな課題であるテーマに、ワクワクし続けながら読み終えた。
Posted by ブクログ
何気なく本屋に寄った時に手に取って、パラパラ読んだつもりが気づいたらレジに持って行っていた本。
私が今まで面白いと思ったことのない、いわゆる『お仕事小説』。基本二転三転が面白いミステリーが好きなので、なんとなくお仕事小説には退屈さを感じ、有名なものでも、好きな作家のものでも、読み切ったことがなかった。
そんな私だが、面白すぎて途中で「読み終わるのがもったいない…!!」と最後の一章を1ヶ月寝かせるほど夢中で読んだ。
本書に出てくるお仕事は、テクニカルライター。マニュアル製作などで、『いかに対象に向けてわかりやすく正確に伝えられるか?』を考え文章を練る仕事のようだ。
マニュアル、取説などとにかく興味がなく、面倒だといつも読まずにいる私だが、この本を読んでいるとマニュアルと言っても様々な形態があるのだと思い知らされる。私が「わかりづらい」「つまらない」「読まなくてもいい」と思って生きてきたのは、そういうマニュアルばかりに出会ってきたからかもしれない。
仕事柄、簡単な文章を作成してお知らせなどを作る機会がある。
そのたびに、「もっと端的に書けないもんかな」「これでわかるかな?」と頭を悩ませ、実際伝わらないと自分の書き方がよくなかったのだなと反省する。逆にうまく伝わったり、目にとまったりするとなんとも嬉しい気持ちになる。
日頃から、うまく相手に伝えたいな、どうやったら相手に伝わるかな?語彙は?レイアウトは?順序は?と考えるのが好きな人にはぜひ読んでほしい。私は読みながら頭が活性化しているのを感じた。いや、まあだからといってその力がすぐ身につくわけではないかもしれないけど。
誰かに向ける言葉や文章は、ていねいに紡ぎたいなと感じる作品だった。
それにしたってこの作家さんの文章読みやすいし、ムダなくテンポよく読める、それなのに盛り上がるところはぐっとくる…と思ったら、そもそもこの作者さん、テクニカルライターなんですね(笑)そりゃ文章読みやすいわけだ(笑)
タイトルにしろ目次にしろ、プロローグ&エピローグの構成にしろ、さすがです。
登場人物も魅力的!!!!
読みながら「これ続編出てほしいーーー!
」とずっとジタバタしていた。
続編、出ますよね?笑
Posted by ブクログ
テクニカルライターに転職した新入社員のお仕事小説。嫌なキャラは出てこなくて、題材も分かりやすくて、読後はスッキリ爽やかで気分アップでした。
AEDのマニュアル制作の章では、分かってなかった使い方がやっと整理出来て、実際に使えそうなぐらい。これだけでも読む価値ありです。
Posted by ブクログ
人に説明するのが苦手な人が、どうやったら上手く説明できるのか、そういう主人公の成長物語かと思いきや、もともと文章書いたり読んだりするのが得意な人の話だった。
そこは予想と違ったけれど、お仕事小説としておもしろく読めた。
昔は電化製品のマニュアルとか難しくて読めなかったけど、最近のはすぐ知りたい情報が目に入る。こういったお仕事の人がいるからというのもあるのかなぁと思った。
Posted by ブクログ
⚫︎文章教室がストーリー仕立てになっており 読みやすい!
⚫︎みんなに伝えたい内容を要約するだけでなく 見やすくデザインするノウハウも学べるのがいい!
⚫︎全世代におすすめできる(学生、PTAや町内会の広報、シンプルでわかりやすく書くメール文への応用など)
主人公咲良の成長にこちらも元気をもらえる1冊でした。
テクニカルライターにリスペクト✨
Posted by ブクログ
テクニカルライターの仕事とは、読者が読みたくないものを書くらしい。
なるほど。
家電のマニュアルとか、物語性の無い、文字が詰め込まれた冊子なんて操作に困ったら目を通す程度。
それでも伝えるべき必要なことを、伝わりやすく書く職業の存在を初めて知った。
日常で当たり前に触れる文章の創意工夫が面白かった。
Posted by ブクログ
テクニカルライターのお仕事小説。
取説などを作る仕事なのだそう。こんな専門職があるとは知らなかったけど、仕事自体がすごく面白い。要点を完結にまとめること。ポイントがしっかり記憶に残ること。分かりやすい言葉を使うこと。
実際に作ったものも載っているので、イメージしやすい。
小説という枠を超えて、普段の生活にも役立ちそうな内容だったので、興味津々で読んだ。
今まで自分に自信を持てなかった主人公咲良。奮闘する姿に自然とエールを送っていた。やりがいのある仕事に出会い仲間に恵まれると、人はこんなにも生き生きするんだなと思った。
Posted by ブクログ
マニュアルを作る専門の仕事があるのは知っていたけど、そのプロのことをテクニカルライターと呼ぶのは知らなかった。
マニュアルを作る過程がリアルだし、実際に登場人物たちが作ったマニュアルや貼り紙が本書の中で見れるのが、本当のプロが作ったみたいにわかりやすい。…と思っていたら、著者がテクニカルライターだった!納得。
私自身は、どうしてもバカ丁寧に細かく書いてしまうので、かえってわかりにくい(読みにくい)文章を作ってしまっていると反省。
咲良の成長物語としても面白いし、「わかりやすい文章とは」を学べる一石二鳥の本でした。
Posted by ブクログ
映像化してほしいお仕事小説! テクニカルライターというあまりなじみのない職業にスポットをあて、伝えたい情報を伝えるための文章とはどういうものか教えてくれる。言葉選びや構成で生まれ変わっていくマニュアルに高揚感を感じた、読んで、楽しく新たな知識もくれる。
欲を言えば、1話1話のお話はどれもとても良いので(特に最終章!)全体を通しての1つの物語があればもっとよいなと思った。回収されてない伏線もあるかと思うので(舟木へのお互いの既視感)もしかしたら続編が前提なのかも。だとしたら続きに期待しちゃいます。
Posted by ブクログ
この小説すごく好き。
私自身わかりやすい文章を書きたい派なので勉強になるし、そのうえ面白いって有難すぎる。
つかみも上手いんだよなあ。
第一話冒頭で長々と書かれた鉄道運行状況が登場するのだけど、これをたった数行にリライトする手腕がお見事。
思わず「分かりやすっ!」って声が出た。
特に『JRはあきらめて!』は秀逸すぎる。
その文章を読む人間が何の情報を欲しているのか。
そこまで考えなければわかりやすい文章なんて書けないんだなと。
ゴミの分別のチラシ、救護マニュアル、ベビーカーのトリセツ、トイドローンの操作方法。
ちゃんと読んだ事なかったけど、今度じっくり見てみようかな。
Posted by ブクログ
テクニカルライターという職業を初めて知った。
最後の章では
全ての製品に色んな人の思いが入っていて、その説明書にも汲みとって携わっている人がいるんだと感動した。
私も相模原の製作所に橋本から行った事があって懐かしかった。
Posted by ブクログ
テクニカルライター?ってどんな仕事?と思って読んでたら、なるほど。マニュアルを作る仕事なのね。
確かに世の中のしマニュアルは読む気がしないのが多い。主人公の咲良も自宅マンションの管理人の張り紙に気づかなかったエピソードで、その要因の一つにめんどくさいというのがあった。本当にその通りだと思う。
また、咲良が電車の案内について解りにくさに辟易している時、凄腕テクニカルライターの浅倉がバッサリと案内文を添削。単純明快、一目瞭然に。
結局は言いたい事を言うんじゃなく、伝えたい事を伝えるという事が大事なんだなぁと。
読み物として非常に面白かったが、AEDの使い方も覚えるという事ができて一石二鳥だった。
Posted by ブクログ
テクニカルライターが本業の著者による「伝わりやすい文章とは?」を題材にした小説。技術入門書ではたまに小説形式の導入→解説という構成を見かけるが、その小説部分を膨らませたような一冊。会社員の自分はこれの技術書もしくはビジネス書のバージョンが欲しいと本末転倒なことを思ってしまったが、それぐらい勉強になる。社会人目線でタメになる内容と魅力的な登場人物の掛け合わせは額賀澪の『転職の魔王様』の読後感に近いか。もし続編があったら生成AIが絡んでくるのだろうな。
Posted by ブクログ
キャラ設定諸々に「近い将来日テレでドラマ化しそう」な若干のあざとさも感じましたが、テクニカルライターという職業を題材にした時点で勝ちなんだろうな。でも確かに、分かりやすい説明が巷に溢れたら世の中はもっと良くなるはず。分かりやすさは正義。
Posted by ブクログ
テクニカルライターという聞き慣れないお仕事小説。めっちゃ分かり易いマニュアルを作れたら気持ちいいだろうなあ。主人公の咲良が夢中になるのがよくわかる。
Posted by ブクログ
王様のブランチのブックコーナーで紹介されていて気になっていた本。
テクニカルライターという珍しいお仕事を題材にしたお仕事小説です。
この仕事を今作で初めて知りました。テクニカルライターとは、「わかりやすく、正確に」伝えることを目的として取り扱い説明書などを作る人だそう。
実例がたっぷり紹介されていて、テクニカルライターの仕事とは何かということがよく理解できました。
ゴミの仕分けについての張り紙1つとっても、テクニカルライターが作るとめちゃくちゃ分かりやすいのです!このビフォーアフターにはちょっと感動してしまいます。
最初はそんな仕事もあるんだなぁ…と珍しいお仕事を覗き見るような気持ちだったのですが、読み進めていくうちに、分かりやすく書くということは、テクニカルライターだけでなく、社会人全員が身につけるべきスキルだよなぁと思うようになりました。仕事で提案書やメールなどを作る際にも、本書で示されたテクニカルライティングのスキルはとても参考になると思います。
また、2章では街中で心肺停止状態になった人のための救命マニュアルを作成するのですが、AEDの使い方や救急時の対応等がすごく勉強になりました。医療知識のない一般人が実際に何をしたらいいのか具体的で分かりやすく書かれていて、すぐに実践できそう…!
そして、AEDへのデマへの強い非難や、トイドローンのマニュアル作成を通して武器として使われるドローンの現実と戦争への抗議─そうしたメッセージが真っ直ぐ伝わってきてとても良かったです。
多くの人に読んでもらいたい良書でした。