【感想・ネタバレ】こつこつ、オムレツのレビュー

あらすじ

老舗ホテルでも注目を集めるなど、前途洋々だった若手パティシエの田城陶子。だがカリスマシェフに叱責されたのと時を同じくして、ポシュ(絞り袋)が扱えなくなる。人生を賭してきたお菓子作りができなくなった陶子に、知人のライター・小瀬が「思い出のオムレツ」について様々な人に聞き取る取材に付き合わないかと声をかけてきた。様々な人生模様と彼らを変えた味の記憶を辿る中で、止まっていた陶子の時間は少しずつ動きだす。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトル通りオムレツがたくさん出てくる本だけどそれだけではない。
オムレツを通して、主人公の心の再生を描く物語だった。
ある日突然手が動かなくなるということは、
特別な才能がなくたって恐ろしいこと。
しかし、自分にはこれがある!と自分の全てとも言えるようなことをする時だけ、手が動かなくなるというのは言葉にできない苦悩があるはず。そんな局所性ジストニアという病気と向き合い、自分の本当にしたいことと向き合う陶子。彼女は自分にできることをしながら、動かすことのできる手で、できなくなった作業の練習をするという道を選ぶことができた。
しかしそこに至るには、いろんな理由で何かを諦め、けれどそこからまた道を選んできた先駆者の話をオムレツとともに聞いてきたからだ。
小瀬と出会えたことは、陶子にとって幸運だろうなと思う。
オムレツという料理に、登場人物たちの様々な想いが込められている本作。希望であり、思い出でもある。この本が、私にとってのオムレツになるといいなと思った。

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2026年09月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

オムレツがうまそう〜
ジストニアのこと知れたし、人生の変わることっていうのがジストニア以外の場面でもあるなあって思った

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2026年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【目次】
プロローグ
第一章 オムレツのにおいは流れるのか
第二章 思ってもいなかった人生の始まり
第三章 少しだけずるいスパニッシュオムレツ
第四章 チョッちゃんの不思議なオムレツ
第五章 スフレオムレツ改造計画
第六章 指を軽く、ちょん
第七章 レベル1に戻る
第八章 お節介のお返し
エピローグ

『ぐるぐる、和菓子』(『和菓子迷宮をぐるぐると』改題)の姉妹編。
突然イップスになってしまった新進気鋭のパティシエ・田城陶子。直前に出会ったインタビュアー・小瀬に誘われて、彼女の取材に付き合い、いろいろな人に出会うことを通して、さまざまことに気づく。

病気は深刻なのだが、出会う人たちがみな苦労人で悪い人がいないので、読み心地がいい。オムレツもおいしそう。巻末に2つレシピが載っているのもうれしい。

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2026年04月25日

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