あらすじ
幼い日に父が亡くなり、母は都会に出奔、ひとり残された少女・章は、書店を営む祖母に預けられる。そこには同い年のいとこ、萌音がいた。親元から離れて育ったふたりは支え合って暮らしていたが、ある日、章は事故で深い傷を負う。眠り続ける病院のベッドを抜け出した章の魂は、永遠を生きる人魚の手によって悲しい記憶が「つくろわれる」不思議な世界にたどりつく。明滅する生命の輝き、遥かな時をつむぐファンタジー。
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Posted by ブクログ
章と萌音、おばあちゃん、人魚、黒猫、不思議な出会いと、優しい世界に浸れました。
最初から幽霊?だったなんてと、驚きながら読み進め、そばにいるようで近づけないもどかしさ、最後の人魚がかなえてくれたお願いにほっと胸をなで下ろしました。
ちょっと心が疲れてる人に勧めてあげたいかな。穏やかな時間を過ごせました。
Posted by ブクログ
章(あきら)と萌音(もね)
支え合って生きる二人の少女
章は事故で入院し意識不明
萌音は支えを失ってしまう
お話を語るのは章の意識?幽霊?生霊?
彼女が語る想いには、そこまで考えるの?
と思ってしまう
章の想いが萌音やおばあちゃんに伝わるといいな
自分は
突き詰めて考えることが
減っているのかもしれない
Posted by ブクログ
高校生の女の子が猫を助けに行って階段から落ち、生死の際を魂となって彷徨う。
そして、助けた猫に誘われて伝説の地下空間の湖に辿りつき、不老不死の孤独な人魚と出会う…。
御伽話の世界でした。
暗い暗い地下の世界なのだけれど、優しい空気に包まれている。だから余計に人魚のことが哀しく思える。
猫が
『ありがとう、ごめんなさい』
その言葉を言うために人魚の魔法で人間にしてもらったというくだりで涙ぐんでしまいました。
絵本にすると素敵なのではないかな?
と、思える優しい優しいお話しでした。
Posted by ブクログ
大けがをして魂だけがさまよう少女・章。来し方を思い、さまよう彼女を黒猫が人魚のもとに導く。
優しく温かい物語で、ひたすら甘い話なのに、なんでこんなに沁みるんだろうか。それに、なんて気前のいい人魚だろう。