あらすじ
『法の精神』の著者が挑んだ異色の小説.バッカス祭の酒宴で語られるのは,奇想天外な輪廻転生譚.家畜,奴隷,暴君,宮廷人など,次々と姿を変えながら,苛酷な社会をしたたかに生き抜く語り手たち.彼らの物語は,人間の愚かしさ,欲望の際限なさを,皮肉とユーモアを交えて鮮やかに描き出す.思想史に新たな光を投げかける一作.
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Posted by ブクログ
「法の精神」で有名な啓蒙思想家モンテスキューが著していた、輪廻転生物語。
祭の夜に、招待された客人たちが、自分たちが経験してきた輪廻転生を披露する。
輪廻転生を繰り返しても、同じような「欲」によって決して幸福にはならない。人格が向上することもない。
その「人」の愚かしさが情けなくもあり、滑稽でもあり。
哲学者ニーチェが「人生は繰り返しだ」と書いていたけれど、こういうことなのかもなあ。哲学者も思想家も突き詰めて行けば考えはこういう感じになるのかも。
ちょっとヴォルテールの「カンディード」を思い出した。あれもコント哲学だったなあ。