【感想・ネタバレ】チップス(下) ハゲタカ6のレビュー

あらすじ

ハゲタカ・鷲津政彦が8年ぶりに帰ってくる!
小説家・真山仁氏の人気シリーズ「ハゲタカ」。2018年刊行の前作『シンドローム』に続く、待望の第6弾『チップス』がいよいよ発売!
舞台は台湾、テーマはいま最もホットな「台湾有事」と「半導体覇権」。
微細な半導体製造で世界一の技術を誇る台湾企業をめぐり、米国と中国が触手を伸ばす。そして、半導体産業の復活を狙う日本。ぶつかり合う大国の思惑に巻き込まれた鷲津政彦は、この難題をどう解くのか。

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Posted by ブクログ

やっぱりハゲタカシリーズは面白い。一気読みしてしまった。鷲津だけじゃなく、成長した前島やアントニーの活躍もエモい。

鷲津は慈善事業はしないと言うが、なんだかんだで社会にとって最善のおさまりになる。社会正義だ社会貢献だと耳障りの良いことを云々かんぬん言っている裏には見栄や承認欲求があっていろいろこじれて争いになっていく。結局のところシンプルな鷲津のような考えが社会をよくするのではないかと思う。小説だから誇張もあるだろうけど、事実は小説より希なりという。米中の覇権争いや国際情勢がこじれないことを祈りたい。

カリスマのあとは必ず翳りが出るとか部下に考えることを求め気づくまでアドバイスしないとかビジネス書より含蓄のある点もおすすめ。

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2026年03月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【チップス】 真山 仁 著

 ハゲタカ・シリーズは全て読んでおり、8年ぶりの鷲津政彦の登場に心躍らせて読み始めました。台湾の某半導体メーカーを巡る日台米中韓の闘いです。2023年11月から『日経ビジネス』に連載されたものを加筆修正したとありますが、高市首相の台湾発言、ワーグナー(トランプ)大統領のベネズエラ侵攻なども書かれており、一気に書き上げた感があります。登場人物が多いので、巻頭の「主な登場人物」を参照しながら読み進めました。

 上巻は導入部で背景説明的とも言えますが、下巻に入ると、まるで現実に展開されているかのような国際政治の絡んだ買収劇となり、緊迫度を増して一気に読み終えました。これは、現在、本当に進行中のような内容で、M&Aに絡む問題や国際政治の舞台をよく取材していて感嘆しました。まだ続編がありそうなので、楽しみです。

 「宗教や民族衝突が、国際紛争の主たる原因だと考えている人が多いですが、誤りです。紛争は、生きるか死ぬかの鍵を握る資源や技術の奪い合いから生まれます。それを手に入れるためなら、手段を選ばない」というのは今のイラン情勢にも通じそうです。ネタバレになるので書けませんが、次々と鷲津が半導体メーカーを買収するのは日本へのある思いがあってのこと。これには共感でき、結末も鷲津が単なるハゲタカではないことを証明しています。ただ、このところ旧友に会うと「はげたか?」と聞かれる昨今、シリーズ名もほかのタイトルにしてほしい一冊です。

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2026年03月16日

Posted by ブクログ

2026/03/21「チップス下」後半、激動の半導体企業の再編面白い
半導体は国家戦略の柱、制する者は世界覇権を得る
1.TSMCは台湾の守り神
TSMC争奪戦こそ台湾有事の本質
米国も中国もTSMCの半導体が相手に独占される事態は受け入れられない そうなる場合はむしろ「破壊」する
2.最先端微細半導体「2ナノー」を台湾外に分散する→日本・米国へ
世界のリスクは低下するが、台湾の重要性・価値を低下させる
→米国は台湾を守る理由がなくなる
 そもそも台湾は独立国家ではなく、中国の領土に過ぎない
 TSMCの最新半導体技術と生産工場があるので米国は守る
3.TSMC体制の今後
本書では最先端半導体工場を日本Rapidusに立ち上げることで
「台湾+日本の半導体連合」が世界の安定を招くというストーリー
現実に中国は「中立連合」と評価するのか?
中国の反高市総理は米国+日本連合としてしか認めない。

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

下巻、ちゃんとフィクションになってて良かった。
現実こんな風にうまくはいかないかもけど、救いはあるな、と。

鷲津さん、60代だったんか。
そうか、自分も年をとるわけだ(^-^;
仕事への情熱を失いかけてた彼が、最後、前向きに復活している感じに終わってて良かった。

このシリーズを読み始めて、株とかに興味を持てることができたので、自分にとってとても大切な作品。
もう少し鷲津さんには頑張っててほしい。

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2026年03月20日

Posted by ブクログ


複雑なパズルがきれいにハマったという感じですね。
現実もこうだったらいいですね。

サムライ・キャピタルはどんなに大きい会社なんだろう。
規模を知りたいですね。

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2026年03月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

鷲津かっこよすぎて、どんどん読んだ。
FSCにもフェニックスにも断られてどうするんだろうと思っていたら、フェニックス買収して、そこにFSCの2ナノの工場をもってくるとは。全く予想してなかった。慈善事業ではないと、鷲津は言っていたが、FSCに失礼な態度取られてるのに、ここまで救うかねと若干不自然には感じた。あと、韓国のKSPの買収は不要ではとも。恩師との約束とはいえ、鷲津がリスクを取りすぎではと感じた。

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

世界で唯一、微細半導体を生産できる台湾メーカーをアメリカと中国で取り合う。実際世の中で起きてもおかしくない状況。絶対絶命で解はないのではと思われるのだが、それを鷲津が解決する。うーん、それが本当に解になっているのか。新しい半導体とやらに現実味がないが、たしかにこうなれば嬉しい結末と言えるか。
フェニックスは実は今のラピダスではないんだろうな。

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2026年03月04日

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