【感想・ネタバレ】夜明けのハントレスのレビュー

あらすじ

『ともぐい』著者が描く女性ハンター誕生
命を撃つ。その意味を、私は?みたい。

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大学生のマチが出合った狩猟の世界。
新人ハンターとして歩みを進める彼女の前に、
一頭の熊が現れる??

直木賞『ともぐい』の著者・河﨑秋子が北海道を舞台に描き出す、
狩猟と狩猟に携わる人々の物語。

それは、すぐ隣にあるリアルな現実。

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「撃たれる動物にとっては、撃った人間が男か女か、お金があるかないか、容姿がどうとか、関係ないんだって。そういうの全部、関係ないところに私は行く」

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Posted by ブクログ

河﨑さん待望の新刊(小説)は、恵まれた環境で育った女子大生が(なぜか)狩猟の世界に魅せられ、様々な経験を重ねて成長していく姿を描いた作品だ。
舞台となるのは北海道、対象となる獲物は鹿だ。が、そこには当然のように“熊”が生息している。ハンターとして避けて通ることはできない。
最近は、北海道に限らず本州でも熊の被害が拡大している。共存ができないなら絶滅させてしまえばいいのか? ハンターは躊躇いなく射殺すべきなのか? 答えの出せない重い問いが投げかけられる。狩猟小説としても出色の出来だ。

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2026年04月15日

Posted by ブクログ

ハンターとして鹿や熊を射撃したい
理由を探すが見つからない
理由をつけて人からも自分からも納得を得たい
でもズバリといった理由は決まらない
ただただ欲求なのだ
迫力もあり面白かったです。

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

ふと興味を持ちハントレス(女性のハンター)になった若者話。獣を銃で打つということ。命と命の一対一の向き合い。

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2026年03月29日

Posted by ブクログ

相手が凶悪な人喰いグマとかじゃないのがむしろリアル。ハンターとしてだけでなく人としても成長していくのが伝わってくる。次は中堅ハンターとして後輩を育てる話も読みたい。

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2026年03月24日

Posted by ブクログ

北海道の山奥での若きハンターの岸谷万智と、野生の獣たちとのヒリヒリするような緊張感溢れる物語は、流石!河﨑秋子氏ならではの素晴らしい内容だった。

岸谷万智が自然林の中で野生の鹿や熊と対峙し、彼女のメンタルが成長していく様は、心地良い感情をもって読み進める事ができた。
本作のがおう氏の挿絵が良い。
表紙の立ち姿と各章冒頭の挿絵は、線画のシンプルなものであるが故、自然林の様が想像され物語を一層静謐な世界観に導いてくれた。
北海道と熊と河﨑秋子はハズレがない。

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2026年03月17日

Posted by ブクログ

「ともぐい」とは雰囲気が大きく異なり、大学生の新人女性ハンター・マチが主人公という設定で、自然と物語に入り込めた。一気に引き込まれつつも、終盤は読み終えるのが惜しくて、あえてゆっくり味わった。最後まで冷静さを失わないマチは、強くて本当にかっこいい。「私の最後の羊が死んだ」を読んでいるので、「止め刺し」やトレラン経験を狩猟に活かす描写に著者の実体験が活かされていると感じた。購入してよかったと思える一冊。

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2026年03月02日

Posted by ブクログ

札幌の大学に通うマチは目にした狩猟雑誌を読み
心惹かれるものを感じた。
銃砲店で猟友会所属の新田と出会う。
そこで新人ハンターとしての心得などを学んでいく。

自然の中で生きる命に向き合う。
ハンターとして人として。

新田、アヤばあがハンターとしての矜持を教えてくれる。
裕福で理解のある両親もマチを支える。
(うらやましい)

河﨑さんがマチの目を通し静かに語っていく。
野生動物を撃つこと。
熊を駆除すること。
マチを心配する両親の思いも含め物語全体にバランスが良く
読者の私も最後まで冷静に
自然を感じながら読み進めることができた。

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2026年04月03日

Posted by ブクログ

若い女性が狩猟雑誌を見かけて興味を持ちハンター(女性なのでハントレス)になる、というとライトな表現だけれど、主人公のマチがしっかりしすぎてだいぶただものでない。
北大のシーンなど読みながら景色が浮かんできて、主人公の家が円山の極太で(親が老舗菓子店の専務やらオリンピアン)できた親だし、自立心のあるよい子だけどどこかドライなのが、北の厳しい大地で育つサラブレッドなんだろうなと読み進めた。
マチと共に狩猟免許の取り方をまなび、ハンターの心得を学べた。今後、無理解にクマの駆除にクレームつけたりするようなことがなくなり、良識あるハンターが増えるといいなと思った。続編読みたい。

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2026年03月25日

Posted by ブクログ

裕福な家庭の育った女子大生がふとしたきっかけで狩猟に興味を持ち、ハントレス(女性ハンター)として一人で熊に立ち向かうようになるまでを描いた作品。
河崎さん、何だか雰囲気が変わってきましたね。デビュー当時はとても重苦しく暗いけど力強い作品と言う印象が強かったのですが、最近は『森田繁子と腹八分』など随分と軽快になって来ました。本作も、狩猟を扱いながら、やや軽めの爽やかなエンタメ作品です。さすがに力のある作家さんで面白いのですが、どこか読み始めに当たってちょっと躊躇するような「河崎さんらしさ」が失せてきたような気がします。動物を殺すことについてはニュートラルの立場ですけどね。

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2026年03月18日

Posted by ブクログ

ここ数年、北海道ではヒグマの被害が多発していて、札幌市内でも人が襲われて亡くなったりする恐ろしい状況だ。ヒグマとの共存なんて呑気なことを言っている場合ではなく、市街地に出てきたら、もしくは人が襲われたら、すぐ駆除という考え方に今は疑問を持たない。
そんな社会背景もあって、主人公は札幌に住む、お金持ちの家に住む大学生の女性だ。あえて言うなら、趣味で山に分け入り、動物を撃つ人たちのお話。

もっともっと根源的な生きる死ぬか、そんな状況を描く河崎さんの破格のパワフルな作品を読みたい。もっと骨太の熊文学が読みたい。
次回に期待します。

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2026年04月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ハンターを目指す女の子の成長。

それなりに面白かった、という感じでした。同じ狩りを描いた作品でも以前読んだ「ともぐい」とは全然毛色が違って、女の子がひょんなことから狩猟を知りハンターとして熊と対峙していくことそのものが素直に描かれています。混乱するような心理描写とかひねた表現は一切なし。

でもうーん、ちょっと、マチの成長の過程がちぐはぐな感じがしました。初めて銃を手にするところや初めて撃つところ(は当然狩場でなく練習場でしょうが)などの場面は飛ばされていて、気づいたらもう鹿を打っている。クマを打つにはライフルが必要で10年たたないとと思っていたら結局散弾銃で行くんかい、など。

その辺は、話が面白ければある程度流せるところではありますが、ハンターとしての主人公の内面の成長とか、命を奪うことへの葛藤とかみたいな、精神的な部分の表現はかなり控えめだったように感じ、それがちょっと物足らなかった要因かなと思います。ある意味、ちょっと重めの「お仕事小説」みたいな感じでもあり。

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2026年04月02日

Posted by ブクログ

すっっこく爽やかだった。
狩猟を通じて、主人公の女性が自分と向き合う話……というと少し違うけど、自分自身のほか、社会や人間関係、仕事含めてを狩猟を中心にして見据えていく、みたいな話。成長譚でもあり、同時に周りの年長者たちからの見守りと優しさが心を温めるようでもあり、良いフィクションだった。ジュブナイル小説と言っても通るくらいには読後が爽やかだった。

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2026年03月07日

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