【感想・ネタバレ】0歳からの母親作戦のレビュー

あらすじ

歴史的名著『幼稚園では遅すぎる』の続編!

ソニー創業者・井深大が長年の幼児教育研究の成果をまとめた前著は、
「人生は3歳までにつくられる」というメッセージとその育児法が中心でしたが、
氏はその後さらに研究を進めた結果、
ついに「0歳からの教育」こそがすべての始まりだということに行き着きます。
そして0歳から3歳児くらいまでを「パターン時代」と名づけ、
その接し方や環境づくりの重要性を強く説きました。
本書はそのエッセンスの集大成です。

【目次より】
◎子どもの教育は、生まれた“その瞬間”から始まっている
◎3歳までは、親が押しつける時期である
◎“育ち”とは、幼児期に身についた生き方のパターン
◎幼児期の“子ども扱い”は、自立心の芽をつみ取ってしまう
◎母親の役割は、無限の刺激の中からよいものを選択すること
◎子どもの“成功”に期待をかける教育は成功しない
◎子どもに課した生活ルールには、例外をつくらない
◎「日本語を覚えてから外国語を」では遅すぎる
◎幼児期だからこそ、一流のものを見せ、よいものを与える必要がある
◎興味は、つのらせてはじめて学ぶ原動力になる
◎幼児教育の本質は「枠からはみ出す」ところにある・・・etc.

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・0歳からはうむを言わせず繰り返し覚えさせる時期、3,4歳からは興味に訴え、納得させながら教えていく時期

・パターン時代(0歳~3歳)には根気強い繰り返しが必要。母親の役割。あらゆるものを一つのまとまりのパターンとしてどんどん吸収していく時期。

・生まれたばかりの赤ちゃんにとって母親の胸は何ものにも変えがたい最良の教室。

・両親がりっぱな信仰心を持ち、生まれた時からあたり前のように質のいい宗教的な雰囲気の中で育った人は、普段の生活の那賀でも自然とほかの人への思いやりとか謙虚な態度がとれる。

・子どもは大人の心理状態や家庭内の問題を雰囲気としてすべて感じ取っている。

・2,3歳までに厳しくしつけておかないとあとでどんなに厳しくしつけても効果はない。時には手を挙げて体罰を与えることもあるでしょうが、その時に母親が勇気をもつかどうかによって、子どもにとって「いい形」がみちつくかどうかが決まってくる。

・「パターン時代」に母親が怒ってばかりいると、その刺激が定着して怒られても平気な能力が身に付いてしまう可能性がある。甘えなれも、怒られなれも駄目。

・おっぱい飲んでいるときでも、遊びに夢中になっている時でも大人の会話をしっかり聞いている。

・ひたむきに生きる親の姿勢こそ、子どもにとって何よりの教育。いい加減に生きていると子どもは親を心から尊敬できなくなる。

★子どもの日常は一刻一刻と変化している。それを注意深く観察し、それに反応してあげられるかどうかで子どもの以後の成長は大きく変わってくる。

・ヨーロッパでは子どもは神の手から親に教育をゆだねられたものだという考え方がある。だから、その重要な使命を得た母親は神の代理人として権威と威厳を備えているという考え方。

・子どもの「成功」に期待をかける教育は成功しない。

・幼児には、教えるよりも禁止することを優先させたほうがいい。

・幼児同士の遊びは、母親にはできない心の成長をうながしてくれる。

・子どもに課した生活ルールに例外はつくらない。

・言葉を覚え始めたら、まず「ありがとう」「ごめんなさい」を教える。

・音楽でも絵でも「子ども陽」にとらわれない方がいい。

・「ハイハイ」をした子どもは、言葉の能力が伸びる。

・言葉は目と耳の両方から教える。

・「文法」は高学年、「オウム返し」は幼児期にやってこそ意味がある。

・子どもはできるだけ、外に連れていく。

・幼児の喃語には母親は積極的に応える

・幼児に外国語を習わせるときは自然なスピードがいい。

・「教える」のではなく、繰り返し与えることで「覚え」あとは自分で育つ。

・「押し付ける時期」と「興味に訴える時期」はしだいに交代する。

・おむつの取替え、授乳にせよ、母親がこどもに何かの働きかけをする時には、その子どもの状態をよく観察し、興味を中断させないような配慮が必要。

・興味はつのらせてはじめて学ぶ原動力になる。
例)バイオリンもなかなか触らせない。見せる、きかせる

・誉め方。「なかなかいいよ!」「悪いところを除けばね」

・「~嫌い」は親の無責任な言葉から生まれる。

・子どもには命令ではなく質問を。「シャツはどこに入れるの?」

・子どもがやったことには、評価よりも喜びの言葉を与える。
 →お世辞は子どもも見抜く

・うちの子は食事を食べないというのは母親の怠慢。食べるように工夫することが大切。見た目や味、など。

・子どもが興味を持っていることには、母親も関心を示すこと。

・子どもの「なぜ」を無視すると子どもの好奇心は失われる。

・遊びのプロセスを考えるのは、親ではなく子ども。

・幼児教育の本質は「枠からはみ出すこと」

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2013年01月14日

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