あらすじ
戦いと愛と聖なるものを主題に繰り広げられる一大中世英雄ロマンス。円卓の騎士たちと聖杯探求の旅、王妃グィネヴィアと湖の騎士ランスロットとの恋、トリスタンとイゾルデの悲恋など、神秘と謎に満ちた英雄の物語の数々。そのエッセンスのすべてをきわめて分かりやすく凝縮した、アーサー王伝説の入門にうってつけの一冊。
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Posted by ブクログ
昔読んだ本の再登録の1つ
ダイジェスト版な形なので、すごくはしょっている。
岩波少年文庫の「アーサー王物語」グリーン著の中でも「ガウェイン卿とラグネル姫」の物語が好き。
この本にもありましたが、訳がジュニア向けから大人向け?に。
ガウェイン卿が、騎士より生身の男の人になっています。
そんなガッカリ度もあるけど、面白いセリフもありました。
ラグネル姫との婚礼の夜にガウェインはため息をつきそのわけを尋ねると
「~おまえの年と、醜さ、おまえの生まれのいやしさのせいだ」と答えるわけですね。
でもラグネル姫は全然負けていません。
「年齢の多い者には分別が、醜ければ他の男に襲われる心配がありません。また生まれの上下でその人の気品は左右されるものでなく、その人の性質によるのです。」