【感想・ネタバレ】レテの汀のレビュー

あらすじ

それは、私の人生をもう一度、
歩き出すための旅だった。

東京郊外の大きな家で、ひとり暮らしをしている柑(かん)。なるべく人付き合いを断ち、規則正しく無機質な日々を送っているが、ある思いを胸に、亡き母の故郷である与那国島を訪ねることを決意する。それは、柑自身も覚えていないほど幼い頃に犯した、大きな罪と向き合うためだった。しかし思いがけず、小学6年生の甥っ子・伊吹もついてくることになり……。忘れられない痛みを抱えながら生きていく、すべての人に贈る物語。

【装幀】岡本歌織(woven tale)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わりまるで絵画を鑑賞しているような感覚におちいってしまいました。主人公が母親の死を自分のしわざと思ってしまった息子の柑、母親の故郷与那国島を甥の伊吹との破天荒な珍道中は楽しんで読みました。この小説家「雛倉さりえ」は定点観測をしてしまう作家さんになってしまいました。あなたもよ〜く考えて読んでみてください。

0
2026年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

美しく、静かで、でも深淵が深いストーリーだった。初めて読む作家さん。登場人物の名前が珍しい。柑は幼い頃に犯した罪をかかえながら生きていて、共に旅に出た伊吹はいい子だけど空気を読んだり傷つけないように生きるのに苦しくて…

でも柑の罪は、本人も物心ついていないのだし…
その秘密を守り切らなかったお父さんも残酷。
罪でなく事故、というのに納得。
自分が故意にしていないことに、苦しみ続けるのはかわいそうだけれど、簡単なことでもない。
共に歩む、というのが救いなのかな…


情景、風景の描写がとても美しかった。

0
2026年04月29日

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