あらすじ
武士から菓子職人に転身した変わり種の主、治兵衛。父を助ける出戻り娘、お永。看板娘の孫、お君。
親子三代で切り盛りする江戸麹町の評判の菓子舗「南星屋」には、味と人情に惹かれやって来るお客が列をなす。
麹町を大火が襲った夜以来、姿を見せなくなった気のいい渡り中間を案ずる一家だったが、
ある日、思わぬところから消息が届き……。
「誰だって、石の衣は着ているもんさ。中の黒い餡を、見せねえようにな」
ほろりとやさしく切ない甘みで包む親子の情、夫婦の機微、言うに言えない胸のうち。
諸国の銘菓と人のいとなみを味わう直木賞作家の大人気シリーズ、最新刊!
〈収録作〉
饅頭くらべ
母子草
肉桂餅
初恋饅頭
うさぎ玉ほろほろ
石衣
願い笹
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
麹町の菓子舗「南星屋」第3弾。前作で辛いことがあったお君ちゃんも元気いっぱい、レギュラー陣が大活躍する中、新キャラが現れて、第4弾以降も楽しくなる予感です。
とにかくお菓子が美味しそうだし、連作短編ながら大きいしかけもあり、色々な角度から楽しめます。
Posted by ブクログ
今回も読んでいるうちにヨダレで口の中がじわりと潤う。
菓子名が出るたびに検索せずにはいられない。
おかげで発見があった。
行き付けの老舗菓子屋で食べた事がある菓子が出てきてびっくり。
その名も「石衣」!!
最初はうさぎ玉かと思ったが、後々読み進み判明。ちょっと感激。
Posted by ブクログ
このシリーズ大好き。
江戸の様々な職業のことなどが分かり、お菓子の繊細な描写も魅力的。
お君のまっすぐさが良い(が、時に危険でもある)。
雲平さんがだいぶ親しみやすくなってきた。ずっと南星屋にいてほしい。