あらすじ
ファンの目線はどうしてもゴールシーンに集まりがち。しかし、その得点はディフェンス陣が起点となって生まれていることが少なくない。中でもサイドバックは、海外での日本人プレーヤーの活躍とともに俄かに注目を集めている。本書は、Jリーグの“元祖”攻撃的ディフェンダーの著者が、サイドバックの魅力を存分に綴ったサッカーの教科書。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
1日で読破してしまった。元サッカー日本代表で、鹿島の黄金期を支えたライトサイドバック、2番といえば名良橋氏の著作。
サイドバックの歴史的変遷や役割の変化、守備から入るサイドバックに求められる資質や能力、Jリーグ開幕後の日本のサイドバックの歴史、名良橋氏が選ぶサイドバック10傑。ブラジルW杯を目指す若きサイドバックの紹介。サイドバックを極めていた人だからこそできる言葉や当時の話が多く面白かった。
個人的には、日本代表でも鹿島でもコンビだった、両サイドバックの相馬氏の名良橋氏の評価、鹿島でも後輩にあたる内田篤の詳しい評価、長友などの評価もあるが、ロングインタビューのある酒井(宏)氏、憧れであり一緒にプレイしたジョルジーニョへのロング対談などが興味があった。
サッカーの守備では、ボールを獲るために間合いを詰める、突破に備えて間合いを空けることの両方が求められるが、どの程度にするべきなのかが本人の言葉で語られていて面白かった。
Posted by ブクログ
元日本代表:名良橋さんの著書。今後のサッカーにとって重要なポジションになっているサイドバックについて、自身の経験を踏まえその重要性・有効性・将来について書かれている。
非常に分かりやすい解説。途中何度も試合で光ったシーンを取り上げていますが、誰がどのようなパス・キックを打ちどのような展開になったのかが鮮明にイメージできます。
前半は細かく章立てて書かれているので話が飛ばず(1ページとか2ページくらい)、ひとつのテーマをじっくり考えられます。この書き方は読みやすいしわかりやすい。
最初から最後まで飽きることなくサッカーを堪能できました。がんばれ、日本!
Posted by ブクログ
元日本代表の名良橋晃氏によるサイドバックに関する本である。 新書でこうしたニッチなネタを扱うあたり、サッカー熱はいまだ冷めず、といったところだろうか。
本職の視点から見たサイドバックの歴史的変遷や今のサイドバックの面々についての論評などは、そこそこ面白かった。
サッカーを見慣れている人が読む新書としては良いものだと思う。
ただし、対象となる読者が不明瞭であることは指摘しておきたい。
この本で使われている用語が理解できる程度に知識のある人がこの本から得られるものがどれほどのものかと考えると、ちょっと悩むところはある。
Posted by ブクログ
まずまず。参考になった。
サッカー好きには読んで楽しい。
サイドバックの役割は、時代と共に変わってきており、現代では重要なポジションと言える。
サイドバックはクロスを上げさせないこと。