【感想・ネタバレ】向う岸からの世界史 ――一つの四八年革命史論のレビュー

あらすじ

1848年、パリで勃発した二月革命はドイツ・オーストリアの三月革命へと発展し、やがてヨーロッパ全域へと拡大する。本書はウィーンとベルリンにおける革命の実態を克明にたどりながら、それまで「歴史なき民」と蔑まれてきた少数民族やプロレタリアートに光をあて、彼らこそが歴史の真の担い手であり、革命の主体であったことを明らかにする。丹念に収集された史料図版と独自の1848年革命史研究を通じて、西欧近代中心主義的歴史観を超える新しい歴史像を示そうとした逸品。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

 ウイーンのプロレタリア革命の悲惨な結果を描いた歴史である。最初だけを読んだならば、固すぎてやめてしまう学生がいると思われる。順序を逆にして、本人のウイーンの生活の随筆から始めればもっと皆に読まれると思われる。
 20241015に再度読んだ。前のことは全く忘れている。名著として、岩波の歴史総合の新書で紹介された本である。

0
2024年10月15日

「学術・語学」ランキング