【感想・ネタバレ】何のために働くのか 自分を創る生き方のレビュー

あらすじ

人はなぜ働かなければならないのか? 働くことの意味は何か? そして「納得のいく仕事」を見つけにくい今の時代、私たちはどうすればいきいきと働くことができるのか? この根源的な問いに対する答えが、本書には詰まっている。「『カセギ』と『ツトメ』を両立させよう」「『自分探し』には意味がない」「世界経済のメガトレンドをつかむ」「不条理からの解放に力を尽くそう」――世界を舞台に、ビジネスの最前線で活躍してきた著者が説く、これが「賢いサル」になるための仕事論だ!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

・「何のために働くのか」という難しいテーマに対し、若者への熱いメッセージが込められた1冊。「我が人生を振り返って」で振り返っているように(P73)、様々なできごとや出会いをとおして、筆者は自分や時代と向き合ってきた。
・働くことはカセギ(経済的自立)とツトメ(社会参画、社会貢献)であり、「働くことを通して、世の中や時代に働きかけ、歴史の進歩に加わること」(P48)それが、働くこと、生きることの意味だと筆者は言う。そして、自分らしい仕事を探すのではなく、仕事を通じて自分の可能性を懸命に探求していけば、おのずと「これをやるために生まれてきたんだ」と思える仕事に出会える」(P51)とのこと。なるほど。
・時代を切り拓いた先人の特徴を3つあげており、興味深い。①あらゆる物事には、歴史的な背景や理由がある。その構造変化を注視し、いかなる可能性を自分にもたらすのか深く考えている(P57)。②時代の潮流を掴むための「気づきと行動力」「使命感の自覚」がある(P60)。③人間力、一点の素心を持っている(P64)。
・「いま、どんな時代を生きているか」を知ることが必要であり、筆者による時代認識の解説がある。①グローバル化と全員参加型秩序、②アジアダイナミズムとネットワーク型の世界観、③IT革命の本質、④食と農業の未来、⑤技術と産業の創生とTPP、⑥エネルギーパラダイムの転換。について。
・働くことの意義を考えるきっかけとして、刺激を与えてくれる一冊だと思う。 

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2015年04月14日

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