あらすじ
ようこそ、ショートショートのワンダーランドへ。笑顔と涙、驚きと共感。コメディ、昔話、ファンタジー、SF……新進の気鋭、九井諒子が描く万華鏡のようにきらめく掌編33篇。―Web文芸誌マトグロッソでの、2011年8月~2012年12月の約1年半の連載分全篇のほか、「えぐちみ代このスットコ訪問記 トーワ国編」「神のみぞ知る」、描き下ろし作品も収録。
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Posted by ブクログ
読み終わって最初に思ったことが、倫理と仕組みとの矛盾をうまく書く人だなぁと思った。苦しんでる竜は食べたら美味く、倫理観と当初の自分に揺れる姿とか、海外レポとそこに住む少年とのギャップなど…。それこそテラリウムを除くように俯瞰的に描写されてた。人間も動物も無機物も異星人も同じ目線で描かれてる。脳内裁判して偏見持ったり許してしまう話が1番好きだった。脳内で会議して偏見が凝り固まっちゃうのあるよねぇ。
Posted by ブクログ
・すれ違わない
鼻に面妖な棒を刺せば、相手の本心がわかるって、便利だけど鼻はイヤ。
・湖底の春
諺の謂れって面白いの多い。
・恋人カタログ
終わり方がよく分からなかった。
・恋
取り除いちゃうの?ハカセ―。哀しいキモチになりました。
(関係ないけど、“悲しい”と“哀しい”の違いって、なんとなくわからんと思ってググったら、ほ~!となったので書き留めておく。↓
漢字の成り立ちから見ると、“悲”の「非」は羽が左右反対に開いた形から割れるという意味を表し、悲しいは「非+心」で心・胸が裂けるような切ない感じを表す。
“哀”は「口+衣」で思いを胸中に抑え、衣で口を隠して咽ぶことを表しており、悲しいよりも哀しいの方が、心の中に思いを閉じ込め、胸がつまるようなかなしい心情を表現でき、より詩的で主観的である。)
・かわいそうな動物園
なんでオリーブなんだろう。。。花言葉?
・ノベルダイブ
ノベルダイブ…あるなぁ。ラストでホッとした。
・記号を食べる
“まる”が一番美味しそう。
・旅行へ行きたい
九井さん、栃木出身なのかな?
・ピグマリオンに片思い。
ピグマリオンとはなんぞ。
・春陽
ウサギとハムと金魚しか飼ったことないけど、うかつにペット飼えない。
・秋月
重低音が少し鳴って「そんなに怒るなよ」と聞こえた気がした。なーんかいい。
・かわいくなりたい
ビフォー→アフターがすごい。