あらすじ
科学史の第一人者による「学問の歴史」。科学革命で生まれた新たなパラダイムが学問的伝統を形成していく過程を解明する。古代以来の東西学統の比較から、学会誌などのメディアの発明、職業的科学者の誕生、現代のデジタル化まで、社会的現象としての科学と科学者集団を分析。『歴史としての学問』(1974年、中央公論社刊)を学術文庫化にあたって改題し、新たに「学問のデジタル化・グローバル化」を論じた補章を加筆。(講談社学術文庫)
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Posted by ブクログ
COTENラジオの自然科学に関するPodcastを聞き、その参考文献として記載があった当書籍を購入し読んだ。書籍の内容は最初の方に「パラダイム」とはなにかとその定義から説明されており、パラダイムがどのような変遷を辿るのかの解析から入っている。その後、西洋文化と東洋文化の比較も含めたパラダイムがどのように変わってきたかの解説や、「科学的」な考え方が西洋で育った背景、逆に東洋やそのほかの場所で育たなかった背景を分析し、社会現象として科学革命とそれらに関するパラダイムの変化を解説している。
元々は1974年に『歴史としての学問』として出版された書籍であり、ちょっと古めであるが、追加の章で「学問のデジタル化、グローバル化」についても記載しており、興味深く読むことが出来た。
が、正直私自身には難しすぎたと感じる点も多々あったと感じた。
Posted by ブクログ
本書の原典である『歴史としての学問』のその後を知りたく、手に取った。あとがきでは著者自身が「自分の仕事について論じる最後の機会」と述べている。学問のデジタル化により、議論が双方向的に促進されることを推定し、学問がさらに市民社会に広がるとした。最後に「学問論も科学革命」を受けると指摘している。このことから学問と科学を扱う大学も、革命を受け入れざるを得ない時代だと感じた。