【感想・ネタバレ】プリズムの夏のレビュー

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Posted by ブクログ 2019年05月04日

今井は箏を、松下さんは命を諦めていく。しかし本当は今井は箏が好き、松下さんは生きたい、そんな想いが心の奥底に強くあるんだろうなと思った。松下さんを救うために奔走する植野と今井。最後、植野は手紙に何を書いたのだろう。陰があるから夏が引き立つ。優しい色をしているのに、とても色が濃い話。切なく、どこか儚く...続きを読む、優しい世界。

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Posted by ブクログ 2017年08月22日

【あらすじ】
「わたしはわたしをやめたい。もう消えてしまいたい。」ネットで見つけた、うつ病女性の日記。高3のぼくは、書いているのが片思いの相手・松下さんではないかと疑い始める。映画館で働く美しい彼女にそんな気配はないけど、証拠は積み重なる。死へ向かう、日記の女性が松下さんなら、ぼくは助けたい。どんな...続きを読むに苦しいことがあっても―。ひたむきな想いを描く青春小説。第15回小説すばる新人賞受賞作。

【感想】

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年07月02日

映画館で出会った受付の女性に憧憬の念を抱く高校生男子の話。
歪んでいるかもしれないけれど、青春の物語。

おもしろかったのは
鬱病を題材にしているが、当人の視点ではないのと、鬱病に対する見方。
鬱病日記否定派(あくまで鬱病否定ではない)の今井が、松下さんが日記の主とわかって葛藤したところもあったと思...続きを読むう。
自分の考えを曲げる、変えるのは、意外にも悩むことだから。それを植野に話してしまっているから尚更。
筝も捨てていたけれど、彼の悩んだ数日間を詳しく見てみたい気もする。

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Posted by ブクログ 2012年01月28日

男の子はこんなにも単純に人を好きになったり、嫌いになったりするのかな。
一人の女性のために、こんなにもひたむきになれるものなのかな。

うつをどうとらえるかは難しい。
確かに今、薄っぺらくうつ病が持ち出される機会が多くて嫌な気分になる。
けれど、それでも苦しみは当人にしか分からない。
私はうつ病もノ...続きを読むイローゼもどれほど人を変えるかをよく知っているから、否定も肯定もしたくない。

それと、女性が好きでもない人に抱かれるのがどれほどのことか、それはやっぱり女性にしか分からないと思った。
どんな心の苦しみに耐えようと、一度でもそうなってしまえば、それをすべて飛び越えて彼女は「汚れた」と言われてしまう。
そして為すすべもなく抵抗をやめたら、「受け入れた」と表現されてしまう。

だって汚しているのは男じゃない。
本当に好きな人だったら汚れないのかな?
男は好きでもない人を抱けるのに?

考えるほど不快感が増すけれど、男性と女性とではとらえ方が根本的に違うのだと納得することにする。

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Posted by ブクログ 2011年10月14日

購入者:Shin 返却:(2008.7.7)
2人の高校生が年上のうつ病の女性を救っていく。
インターネット社会がなければ、彼女はどうなっていただろう。
貸出:堀本(2008.8.4)返却(2008.8.20)
うつ病がテーマなのでもっと暗い話かと思っていましたが、2人の高校生の青春が主体になってい...続きを読むる感じで、夏にふさわしいさわやかな1冊でした。
古野:貸出(08/12/10)返却(08/12/19)
なんともいえないもやもや感が残りました。
清水:貸出(2011.9.22)返却(2011.10.14)
二人の高校生が、高校最後の夏休みに年上女性のために必死になる。周りも見えなくぐらい必死になり解決(?)をする。高校生が、何かに必死になることは、共感できたが、途中先が読めた部分もあった・・・

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