【感想・ネタバレ】豪快茶人伝のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

購入済み

放蕩者列伝?

茶人に興味をもったきっかけは『へうげもの』なんですが、いくらなんでも「創り過ぎ」だろうと思っていた人たちが、けっこういい感じのデフォルメだってことがわかって、楽しさ10倍ドン、です。

武野紹鴎~今井宗久~千利休~古田織部~小堀遠州といったあたりの流れがよくわかって満足。
それと同時に、茶の湯と切り離せない「名物」にかかわる人々の放蕩ぶりに感激ひとしおです。
特に荒木道薫。信長に叛いて逆に攻められ、落城の折に一人茶壺を抱えてトンズラしたおかげて家臣妻子皆殺しにあってもしぶとく生き延びたその業の深さはあっぱれとしかいいようがありません。
その後江戸の時代でも名物に身代を注ぎ込んだ大名・商人たちがごっそりです。

ところで、作者をまったく気にせず読み終わってから、『天地人』の火坂さんだったのか~と気づきました。エッセイのつもりで読んでいるのに、いきなり「語り」が入るので作家っぽい書き方だな、と思って読んでいたんです(笑)

1
2013年12月27日

Posted by ブクログ

タイトルの通り豪快な茶人の列伝という形で、一人当たり数ページでその人となりがわかるようなエピソードを盛り込んでまとめている。カバーしてる範囲が時代的にも知名度的にも幅広く、松永久秀、信長、今井宗久、荒木村重、秀吉、利休、山上宗二、丿貫、島井宗室、織田有楽、家康、津田宗及、古田重然、金森宗和、小堀遠州、千宗旦、冬木屋、山田宗徧、松平乗邑、川上不白、松平不昧、井伊直弼、山田寅次郎、益田鈍翁、松永耳庵。

0
2023年08月26日

「歴史・時代」ランキング