【感想・ネタバレ】闇の歴史、後南朝 後醍醐流の抵抗と終焉のレビュー

あらすじ

南北朝合体の後も旧南朝勢力は、室町幕府の抱える諸矛盾と結びつく形で再起を図り続けた。史料実証の立場から可能な限りの関係史料を収集し、その「闇」を明らかにする。後南朝の歴史に光を当てた好著。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

南朝のその後に焦点を当てた書籍は少ないので、読み応えがありました。
1392年の明徳の和平の後、当初は鎌倉幕府と同じく両統迭立の方針を立てた室町幕府だが、義満はその約束を守ることなく持明院統の皇族を推し、大覚寺統系の皇族は相次いで出家させられた。
その抵抗は持明院統嫡流の皇族が絶えた1428年に激化、南朝の遺臣等と共に蜂起することになる…。
南朝が好きなので…史実とはいえ、読んでて少し悲しくなります。

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2023年05月07日

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